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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと・35~36「わざわざ口には出さないけれど」

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き、「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、このブログです。
できるだけ毎日更新していくつもりですので、よろしかったらお付き合い下さいね!

 

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イラスト提供:ふわふわ。り

 

夢たび35「神様たちの休息日」

わっしょい わっしょい 
おみこし わっしょい!

 

氏神さまの 御車が 
神社を出でて 里山

 

おひさしぶり 乗せてって
山の木霊が さっそく乗りこむ

 

ようやくきたか やれ どっこいしょ
たんぼのあぜ道 わかれ道
稲穂の神は 待ちくたびれ

 

毎年悪いね おいらもいくよ
沼のふちから 河童が顔を出し

 

いつの間にか 御車は
山川田畑の 神で満員
御輿をかつぐ 若い衆の
頭や 肩にも ふらりと乗っかり

 

担ぎ手に声援 御車で酒盛り
氏子のようすを つぶさに眺め
みこしは 地元を練り歩く

 

おまえさまも 氏子が増えましたか
今日はゆっくり 
骨休めさせてもらうつもりじゃ

 

八百万の神々の お目当ては
夏の海への 禊ぎ参り

 

それ やれ わっしょい 
わっしょい よーい

 

それにしても 
最近はげに お暑うございますなぁ
 

夢たび36「別離」

もう一度だけ あなたに会いたい

夕暮れの海 寄せては返す波
砂を踏み たたずむ少女
瞳から こぼれおちる涙

けれど もう会えない
少女の愛しいひとは 
永遠に 去ってしまった

初めて知った別離
こころの真ん中に 空いた穴を
埋めるてだてもなく 

けれど少女は見た 
ゆっくり 太陽が沈むのを
静かに 波が泡立つのを

孤独の淵の 底の底から
ふつり 湧いてくる悲しみ

痛みを感じる この鼓動
あたしは まだ生きている
この世界で 生かされている

ありがとう 大切なひと
そして さよなら
 

【夢たび景色】「わざわざ口には出さないけれど」

「神様たちの休息日」
盛夏。ゆきうさぎの地元、湘南では、地域の神社から海まで御神輿が出ます。御神輿を持ってそのまま海に入っちゃうので、海近ならではの、けっこう見応えのある催しで、昔から地元民に親しまれているお祭りなのですが――。
それを「夢たび」風にアレンジしたら、さあ、どうなるかしら?
と、創作したのが、「神様たちの休息日」になります!
みなさんは、氏神様へのお参りは、よく行かれますか?
ゆきうさぎの家の氏神さまがいらっしゃる神社は、歩いてわりとすぐの見晴らしのよいところにあります。
1月1日の初詣から始まり、神社の境内に小さな公園スペースがあるので、子供たちが小さいころは、そこの滑り台をしたり、小学校に入ってからは鉄棒の練習をしにいったり。
5月、7月にお祭りがあるので、そこで娘はフラダンスを踊ったり、幼稚園からの地域のお友達やママさんたちとおしゃべりしたり。
屋台も出るので、小銭をにぎりしめて、ドキドキワクワク楽しむこともできます。
ドイツ人の学生さんが遊びにきた時には、「別に有名じゃない、地元の神社なんだけどね」と連れて行ったことも。
そうやって日常茶飯に神社と関わっていると、だんだん、そこにいらっしゃる神様も、近親者みたいな感覚になるというか。
ドイツでは、神は神!絶対権力者!みたいなイメージありますが、日本の神様たちは、それよりずっと親しみやすい、身近な存在なんじゃないかなぁ。
なので、初詣に行った時も、目をつぶって手を合わせて、心の中でしゃべっていることといえば、
「神様~、あけましておめでとうございまーす。ゆきうさぎですー。おかげさまで、〇〇歳になりましたよー。家族もみんな元気です!神様も元気で楽しくやってくださいねっ!初詣のお仕事、お疲れ様です!今年も、どうぞよろしくっ」
みたいな、ね。
ゆきうさぎ、基本的に「〇〇できますように」とか、お願い事はしないようにしてるんですよね。
「今年は、〇〇をがんばりますんで!来年またどうなったか、報告にくるね!」
みたいな感じかな。
いやー、だって神様も大変なんじゃないかと。あんな長蛇の列で来られて、次から次にいろいろ言われても、ゆきうさぎだったら絶対パンクするな。とても、覚え切れそうにない 苦笑
ま、神様たちが楽しく暮らしてくれていれば、ゆきうさぎたちもきっと、楽しく暮らせるはず(?)なので、お互い元気にやりましょうね、ってことで。笑
普段、神社で色々大変そうな神様がたも、たまには海でも入って、ゆっくり骨休みしてくださいね~~。
こう言う話って、わざわざ口には出さないけれど。
みなさんは神社に行かれた時、心の中で、なにを思ってますか?
 
「別離」
この詩はですね!
すごーく昔にアニメで「天空のエスカフローネ」っていうのがありまして、ゆきうさぎ、このアニメ自体は3話?くらいしか見なかったのですが、OP「約束はいらない」っていう歌が、ものすごく心に残っておりまして。
すごく澄んだ歌声が素敵な楽曲なのですが、そこからインスピレーションを得て作りました。
たぶんね、最終回とか、そういう山場を2話だか3話だか見たのですよ。
で、異世界召喚モノ系のお話かなにかだったので、最後に女の子はこちら側の世界に戻ってきて、仲良し男子はむこうの世界でくらしていく。みたいな。(もし、全然ちがうお話しだったらすみません)
うーん、エスカフローネ、どういう話だったんだろう。再放送しないかしら。

「もう、あの人とは二度と会えません(お互い生きているけど)」

っていうのが、ゆきうさぎ的には、じつはけっこう納得できるんですよね。

ああ、あるある、みたいな。

というのも、ゆきうさぎ、海外に暮らした経験がわりと長く、そうするとどうしても、そこの土地で知り合った人たちとは、最終的には離ればなれになるわけなので。

リアルで、異世界召喚モノを体感しちゃってるわけなんですよね。

 地球の裏側なんて、ドラえもんのどこでもドアがあれば話は別ですけど、思い立ったら即行ける距離じゃないですからね~。子持ちとなった今となれば特に。

帰国子女って、みんなわりとそういう感覚、あるんじゃないかな。

すごく久しぶりに海外に行って、現地の空気や言葉や雰囲気を感じたとたん、自分の中に長年眠っていた、当地に順応するアンテナが復活する、みたいな。

今まで日本語づけ世界で封印されていた外国語の感覚が、あっという間に覚醒したり?

これってファンタジーでいうと、むこうの世界に行ったとたんに、主人公が剣士になったり勇者になったりする感覚と、やや似てるのかもね。

こういう感覚も、普段わざわざ口に出してまで、同意を求めたりしないから、どれくらいアグリーして下さる人がいるのか、まったくわからんのですけど。

ああうん、あるある、そういうのって方がいたら、嬉しいです^^

 

それでは、また。

ごきげんよう

 

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