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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと86『バトンを渡す』・ミヒャエル・エンデ『モモ』と、うちの息子の小話

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、この詩エッセイです。

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イラスト提供:ふわふわ。り

【夢たび86】『バトンを渡す』 

バトンを渡す バトンを渡す
朝から 夜へ 太陽から 月へと

わたしたちは 見つめている
七色の光線と 星々のきらめきを

バトンを渡す バトンを渡す
春から 夏へ 秋から 冬へと

わたしたちは 知っている
さやかに変わる 空気の香りを

バトンを渡す バトンを渡す
親から 子供へ 世代から 世代へと

わたしたちは 感じている
幾星霜をこえ 受け継がれる命の炎を

野の花が咲き 散りゆくように
この世のすべては 流れうつろう

美しさに 涙するのは 
時が止まらないのを 知るからこそ

始まりがあって 終わりがある
出会いがあって 別れがある

それでも バトンが続くかぎり
わたしたちは皆 永遠を生きゆくのだ

【夢たび景色】 ミヒャエル・エンデ『モモ』と、うちの息子の小話

今日の夢たび景色は、夢たび86にちなんで、時間とバトンに関するお話しです。

以前、夢たび50『夢みるゾウガメ』でミヒャエル・エンデ作・『モモ』について少し書きました。

yukiusagi-home.hatenablog.com

この『モモ』は1974年にドイツ児童文学賞を受賞した児童文学ですが、その中にについて主人公が考えるくだりがあります。

未来が過去に変わるから、現在がある。
でも本当にあるのは過去と未来だけなんじゃ?
それか、現在だけしかないのかもしれない。

いずれにせよ、時間というものは存在する。
でもさわれない。つかまえられない。
だって時間はとまってないで動いていくから。
でも時間は、どこかからやってくるにちがいない。
風みたいなものなのかな?
ううん、一種の音楽かも。
いつでも響いているから、人間がとりたてて聞きもしない音楽なんだわ。
(『モモ』作中より内容を要約して引用)

しかし児童文学とは言え、こういうお題を考察している時点で、もう立派に哲学だよなぁ。児童文学侮るべからず。笑 
ちなみに、この本は小学校5年生の推薦図書です。小学生にはむずかしめかもしれないけれど、たぶん読めば一生モノな一冊かも。(うちの娘は読破してました)

でもって、ゆきうさぎは「この世界には『現在』しか存在していない」んじゃないかと思っています!
未来と過去は概念としてはあるけれど、存在するのは常に今、この瞬間だけ

そんな小難しい話どうでもいいじゃんか、って思われるかもしれませんが、これね、けっこう重要。だって、
現在しか存在しないのなら、絵に描いた餅であるところの未来を憂いてもしかたがないし、過去にこだわっていても無駄である」
ってことになるでしょ。

ようは「どーしようもない未来や過去を、ごちゃごちゃ悩む必要なんて、まったくねえってことよ!今を精一杯生きてれば、それでいいんじゃないかい?」って話。←なぜかイキナリべらんめえ調 笑

そうしたら、ゆきうさぎが尊敬する野口宇宙飛行士も、夏に同じようなことを言われていたので、あーやっぱり??そうですよねっ、と思ったしだいです。(詳しくは以下)

yukiusagi-home.hatenablog.com

ゆきうさぎ、昔から哲学は好きな科目で。
哲学は金稼ぎには、ほぼ役に立たない学問と言われているようですが、、、人が一生を心安らかに生ききるには、けっこう重要な役目をはたしている学問だなーと思うんですよね。 

ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)

ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫)

 

 大学のころ、↑この岩波文庫読んで、マジ泣きしましたが(笑)
岩波読んで泣いたの、前にも後にもこれっきりだよな~。

ソクラテスって人は、無実だったけれども法律を遵守して、弟子が助けに来たのに自らそれを固辞して毒杯を仰いだ哲人なんですけど、この最期の時に「世界やこれからの人々が幸せになるなら、私の命など」みたいな主旨のことを言う。
これがめっちゃ胸を打つ、感動的なスピーチなんですよねー。
哲学ってなに? な人は、こういうのパラパラ見てみるといいかも。

さてさてさーて。
あんまり小難しい話ばっかしてても、読者さまの眉間に皺が寄っちゃうかもしれないので、これ以降は「バトンを渡す」にちなんで、ゆきうさぎがバトンを受け渡す先の息子についての小話です♪

いや、じつはね、夢たび86読み返した時点で、
「えっ、次のお題は、バトン……時……、のエッセイか」
あんまりピンとくる閃きがなくて。
うーん、なに書こうかなと思って朝起きたら、息子が夫に怒鳴っていた。

息子「パパー!パパ―!」

夫「なに」
息子「あのさ、パパはさ、今日は何回う〇こしたー?!」

夫「……」
今日、何回ってなんだ。しかも今日という日、最初のギモンがそれですかい。

ゆきうさぎ「息子は、今日、何回したのー??」
息子「んっとね、三回!」え、まだ午前ですが。

ゆきうさぎ「ええ、それ息子さ、ぴーぴーう〇この病気なんじゃないの?!?」
当然、下痢を疑った。すると、
息子「ううん! えっとね、バナナう〇こ病気~♪」
バナナう〇こビョウキってなんだ。つーか、つまり君はいたって元気なんだよね、と。

ドラクエ記事でも書きましたが↓、あいかわらず、ゆきうさぎの息子の天然ぶりは健在です。

そういえば、夏休み中に息子がこんな会話をしていたのも思い出した。

それはある朝食時の会話。
息子「わぁっ、はちみつだ!僕、はちみつ食べるのひさしぶり!2年ぶりくらい!!」
夫「? それなら、年長から食べていないことになるよ……」
息子「じゃー、1年!」←息子、あいかわらず超テキトーだ。

娘「えー、せいぜい三ヶ月でしょ」
息子「ううん、9月!」
はい?なんですと?? なんか今、話がねじれたぞ。

娘「まだ9月じゃないでしょっ」
息子「じゃあ9年!」オイ。

娘「あのさー、弟さあ、君まだ、そんなに生きてないよねぇ」
息子「きゃはは、じゃあねえ、0歳100ヶ月!!」
もはや、なんの話だったのかすら、わからなくなってきました。毎度のことですが。

すると夫「お、ちょうど……8歳4ヶ月だね」←計算速い。
娘「え、なに?じゃあ、あー、合ってる! ウソでしょ?」
息子「わー、すっげー☆」いや、あんたがだ

ゆきうさぎ、首を傾げる。
いや、もう今回の話、これでよくね?

そして昼飯時。
うどんに七味唐辛子をどばどば入れた息子、立ち上がって飛び叫んでおり。

辛い!辛いからい辛い~~~」だからさー、入れすぎなんだってばさ、、、。
「ちょっともう、僕の口の中が焼け死んでいる、はああっ」

……おお、なんだか今オモシロ発言出た。と思う間もなく、さらに会話は続く。
 

娘「人間という種族は~、昔は何種類いたか?」←食事中によく出題する。
夫「4種?」

娘「え、5種くらいじゃない。ホモサピエンスと、ネアンデルタールと、なんとかとかんとかと……」

息子「ちがうよ!ねえね、3種だよっ」←どや顔。

え、息子も知ってるのかい。と思ったら、
息子「あのね、最初がね、今の僕たちと同じ、いっぱいしゃべれる人たちでー」
うん。現代人ね。

「つぎがサイクロプスでー」
おい。それは……ギリシア神話に出てくる一つ目巨人だろうが!

「三つ目はねー、手と顔がいっぱいある人♪
ゆきうさぎ&夫&娘「……」
阿修羅か。

つーか息子、あんた伝説上の化け物軍団を人類と同列におくんじゃねえっ。

……。
ゆきうさぎのバトンは、この息子に将来ひきつがれるわけなのですが。

息子よ、母はいつかは「冬のソナタ」のヨンさまくらいには、イケメン貴公子になってほしいと、そなたに儚い期待を寄せておるぞよ。←ハードル上げすぎ。笑

だって、そうでないと嫁に来てくれる子がいないかもしれないから!!
って、そんな理由かい。ちゃんちゃん。

それではお後がよろしいようで。
今回は、このへんで。
ごきげんよう

【続きはこちら】

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【夢たびを最初から読みたい方はこちら↓】

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