【実録】エアコンクリーニング、あなたは自分でやる派?業者に頼む派?(お掃除機能付でも掃除は必要な件)
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こんにちは。ゆきうさぎです。
みなさんのお宅では、エアコン使ってますか。
使ったら、どんな道具でも必ず手入れが必要になりますが、お掃除してますか??
ママ友ズに質問すると、だいたい以下のような答えが返ってきます。
「うーん、やらなくちゃと思ってるんだけど~」
「時々、ホコリは取ってる」
「基本的にエアコン掃除は、夫の役目」
「簡易クリーニングスプレーを、たまにかけてるかな」
昨今は夏も激暑くなり、エアコンを回す機会も増えましたけれど。
設置したはよいが、どうもみんな、その後のケアはどうしてるか聞くと歯切れ悪い。
かくいう私も、かつてはこの問題、見て見ぬフリをしていました。
しかし今では必要におうじてエアコンクリーニングを業者委託しています。
今週またクリーニングを頼んだので、今日はそのお話。
- エアコンを自力で「掃除」していた時代
- 業者委託版エアコンクリーニングは2種類ある
- 現在、私が②を選択している理由
- 実録・エアコンクリーニングの流れ
- エアコンにはびこる汚れの種類
- エアコンクリーニングは急成長産業
- 業者委託する際のオススメな時期と頻度
- おわりに
エアコンを自力で「掃除」していた時代
今でこそ、業者委託に抵抗がなくなりましたが、昔は私「エアコンは設置したら、故障するまでお金はかけない」派でした。
目に見えるホコリを掃除機で吸ったり、雑巾で拭いたり、日常的なお掃除はそれなりにやっていたと思います。
だってエアコン、高額家電ですから。
真夏の盛りに、いきなり壊れたりしたら、冷蔵庫なみに困りますよね。
でも掃除にお金はかけたくない!
今にして思うと、掃除ができないってダメ主婦?みたいなイメージもあったんですよね。
しかし考えてもみてください。
エアコンは精密機械です。
精密機械のクリーニングという作業は、本来どちらかというと自転車や自動車整備に近い。
居室や風呂掃除とは元から勝手がちがっているのに、「掃除」という言葉のせいで私は本質をはき違えて、混同していたのです。
それでも自力「掃除」するうち、エアコン奥には手が届かないことがわかってくる。
また、むやみやたらとマツイ棒のような掃除道具をつっこむと、なにか部品が破損しかねない危険性を感じておりました。
実態は掃除ではなく整備なのですから、さもありなん、です。
そんな私にできる解決策、それは「見て見ぬフリをする」。
なんとなくエアコンが全体に薄汚れてきても、吹き出し口の奥に黒いポツポツが見えても、エアコンの風が臭うようになっても。
「見て見ぬフリをする」。
これなんの解決にもなってない、むしろ絶賛状況悪化中なのですが、ある意味、最強ワザ。
業者委託版エアコンクリーニングは2種類ある
そんな日々に転機が訪れたのは、娘を妊娠した時でした。
自分や夫はいいとして、生まれてくる赤ん坊が毎日吸うエアコン風、本当にばい菌の心配のない、クリーンな風と言えるだろうか?
そう自問自答した時に。
答えはNOでした。
で、とりあえずリビングのメインエアコンだけでも業者委託してみようかなと思い、調べたところ、業者委託のエアコンクリーニングには2種類の形態があることがわかりました。
①完全撤去バージョン
業界用語では「オーバーホール」ってやつ。
エアコン本体そっくりそのまま全部取り外して、全パーツを分解して洗浄するバージョン。
これはメーカー管理下の専属クリーニング会社のみが行えるクリーニング法です。
ようは「街のお掃除やさん」はお掃除のプロではあるけれど、エアコンという機械の全構造まで把握しているわけじゃない。
だから機械を全分解することはできないんですね。←壊しちゃう可能性がある。
メリット
全分解だから、細部まで綺麗になる。
デメリット
値段がとにかく高い。
全分解するから、時間がかかる。1台だいたい3時間前後か、場合によりそれ以上。
これね、たいした問題じゃないと思われるかもしれませんが、他人が家に長時間いると、買い物にいけないトイレにも行きづらい、家事は滞るしとにかく疲労する。
小さい子供がいるお宅はなおさらです。
お昼寝できない。公園にもいけない。食事の用意もできない。
なので委託する場合は、拘束時間もけっこう要注意ですよ。
②部分撤去バージョン
ダスキンさん始め、街のお掃除専門業者さんが行うエアコンクリーニング。
壁にエアコン本体はついたまま、養生して専門器具を使ってエアコン内部を洗浄をする。
メリット
値段が安い。
オーバーホールより短時間。1台だいたい1時間~1時間半。
デメリット
全分解ではないので、オーバーホ-ルよりは洗い残しが生じる。
現在、私が②を選択している理由
最初、ゆきうさぎは①オーバーホールを選択しました。
とにかく生まれてくる赤ちゃんのためなら、多少の出費は我慢しても、成果の良いものを選択しようと思ったんですね。
で、終わって、たしかに綺麗になりましたよ。その時は。
ただし2年弱でまた、エアコンから異臭がするようになった。(ぎょえー)
オーバーホールと言えど、洗浄です。新品と交換したわけじゃなかった。
だからどうしても新品よりは汚れやすく、以前と同じ汚エアコンに戻るスパンは短かったんですね。
ここで費用対効果の問題にぶちあたったわけです。
2年毎にオーバーホールし続けるほどの財力は、我が家にはない。
かといってクリーニングしないで放置したら、子供の健康上、よろしくない。
エアコン本体の性能も落ちるから、電気代は割り増しに、夏は暑く、冬は寒くなる。
じゃあどうするか。
……答えは一択でした。②番にシフトチェンージ!!
実録・エアコンクリーニングの流れ
②を選択するに至り、とりあえずどこの業者に頼むか迷ったけれど、我が家はパルシステム(生協)を使っているので、パルシステム経由でエアコンクリーニングしている業者にお願いしてみました。
もしなにかあった場合でも、生協さんに間に入ってもらえれば、なんとなく安心度も増すし、生協の会員で業者を口コミする制度が有る以上、あまり業者もおかしな対応はできないだろう。と、思って。
事前連絡
パルシステムで申し込む場合は、いつもの注文カタログに「エアコンクリーニング」の番号を記述して提出日に提出すると、業者から次の日か次の次の日あたりに電話が入ります。
ここで都合の良い日取りと時間を決め、先方からうちのエアコンの種類や使用年数をざっくり確認される。
その後は業者がくる前日にもう一度、「明日の〇時に伺いますね~」と確認電話が入る。
他のお掃除業者さんも、おおよそ同じ流れだと思います。
当日①エアコンの部分分解と養生
まずエアコンを覆っている部品を一つづつはがしていきます。 1年前にクリーニングしたのに、メインエアコンだけあって、もうこんなに汚れが。 これ、ダイキンの「お掃除機能つきエアコン」ですよ。いちおう「機械がお掃除」し、私も掃除して、1年でこれだけ汚れている。さっそく周囲を養生して、洗浄した際に周りが濡れないようにします。
当日②エアコン本体の洗浄
カバーをかけたら、
ちょっとやかましい専門道具を使って、
丁寧に洗浄。
上部のギザギザ部分は洗浄液をかけるとそのまま内部の受け皿を通って外に洗浄液が排出されますが、下の送風口部分は洗浄液をかけるとそのまま下に落ちるので、写真のようなカバーが必要とのこと。
ここでエアコンに不随していた、お掃除エアコンの自動ホコリ取り棒(ローラー2本)も洗ってました。
めっちゃホコリついてた。涙 ←ローラーって、自力で掃除するのむずかしい。
洗い上がり。綺麗になりました!!
ぎざぎざ部分が一部つぶけているのは、私がかつてあそこを掃除機で吸い取ろうとガシガシやって、凹んだせいです。←ようは壊したの。
さあ、どれくらい汚れていたのかというと、、、
うぎゃ~、これで1年分ですよ。衝撃の汚さ。ご飯中の方いらしたらスミマセン。
でもうちは去年もエアコンクリーニングを頼んでいたので、これでも今回、カビはあまり生えていなかったようです。
冬場も暖房をよく使うので、ホコリがたまっていたと。
いやしかし、ホコリが油に混じって浮いてるぞ。
この油ってなんの油なんだよ~。怖いよ~。つーかめっちゃ汚いよ。涙涙。
エアコンクリーニングを1度もしたことがないor数年放置されている場合、このホコリに加えて頑固なカビ汚れが付着している可能性大であります。
ちなみに我が家は春シーズンに台所エアコンを購入してから初めて(数年経過したモノを)クリーニングしたのですが、台所のは黒カビと油汚れが凄まじく、もっとバケツの水が真っ黒でした。
当日③エアコン部品の洗浄、復元
とりはずしたエアコンパーツは我が家のお風呂場で一つ一つ洗い、ふき上げてくれてからふたたび装着していきます。
まあ~、なんてきれい。感動。心が洗われるわ~♪
当日⑤作業動作確認
最後に作業動作を確認します。
いやいや、なんかすごくス~ス~風が通るようになった気がする。
そして、内部を乾かすために小1時間、送風運転をするので停止しないよう言われました。
当日⑥書類処理と振り込み用紙受領
ここまででだいたい1時間~1時間半。業者さんは、お片付けも手慣れたもので、ささっと道具を車に移動されたあと、動きなどに不備があった際の連絡先などが書かれた紙を下さいました。
私は郵便振り込みの用紙を受領して、作業完了確認書にサイン。
こうして、若くてきぱきしたお兄さんは爽やかに去って行かれました。
お掃除機能付きエアコン1台、2万円弱なり。
我が家の家計からするとけっして安くはないけれど、このクオリティならけっして損したとは思いません。
ちなみに春にやったお掃除機能ナシのエアコンは1台1万円くらいでした。
あとでやってみたところ、今まで自動運転だとなんとなく暑くて冷房にしていたのが、自動運転だけでも十分、快適にすごせました。しかも風量は「しずか」で十分に。
エアコンにつもりつもったホコリがちゃんと取れると、新品当時の性能に戻るのは、けっこういつも快感。そして電気代も浮く。
エアコンにはびこる汚れの種類
かつて①のオーバーホールをした際に聞いたところ、エアコン内部の汚れには色々種類があるそうです。
一番はホコリ。そしてカビ。そのあとが油(なんのだ?)。
カビは一般家庭は黒カビが多いそうですが、たとえば美容室なんかだと緑やら黄色のカビだったり。
一番ヤバイのは病院のエアコンで、相当らしい(なにが? と思ったけどあまり詳しく聞く気になれなかった)。
あと薬局のエアコンは、なんか生えているカビが色とりどりらしいです。グラデーション的な??? やっぱり薬をあつかうから、なんかちがうモノが生息してるんでしょうね。
つーか問題なのは、我々がそのような空気を吸いながら日々生活しているという事実にあるわけで、、、業者のおじさんはあっけらかんと話していたけれど、私は大変ショックでございましたっ。
エアコンクリーニングは急成長産業
そんなこんなで、昨今「エアコンクリーニング」の必要十分性に気づいた世間の多くの皆様方から需要が急増し、今やこの業界は急成長中だそうです。
そうだろうと思うよ。ホントに。
みなさんを脅かしたいわけじゃないのですけど、エアコン汚れが因果関係として疑わしい、子供のぜんそくやら、カビが原因の肺炎なんかも、最近は増えてきているそうで。
まあ普通に考えて、臭うエアコンの内部にはなにかが巣くってる感はありますよね。
うちはとりあえず「うわっ、くっさ~」ってな汚風を噴き出したエアコンは、未来のクリーニング対象として目をつけられてます。一度にクリーニングやる予算はないので、ボーナスとにらめっこしつつ、優先順位の高いモノからやっていくかんじ。
業者委託する際のオススメな時期と頻度
わたくし基本的にオバチャンで、日常的に店員さんやら誰でも質問するくせがあります。とにかくここぞとばかりに、詳しい人にいろんなことを聞いては知識を得ようとする。
だってプロがそこにいるんだから、聞かなきゃ損でしょ。←ああオバチャンだ。
で今回も、
「クリーニングを依頼するに際して、最適なシーズンとかって、あります?」
と聞いてみました。以下はその返答。
「基本的に、湿気たシーズンは避けた方がいい(梅雨とか)」
エアコンは湿気と相性が悪いんだそうで。
「台風も相性はよくない」
「真夏の激暑い時、真冬の激寒い時は避けた方がいい」
「適当な季節は春もしくは秋。ただしそのうちで、どちらかと言えば涼しい時期がよいかも」
「簡易エアコンクリーニングスプレーは、中途半端にかけるとかえってカビの原因にもなる。また電子基板にかけるとエアコン故障の原因にもなるから注意」
あと天井付けエアコンは初期投資が高いので、業者さん曰く
「天井付けはとくにメンテをしっかりやったほうがいい。買いかえず快適に、25年くらい使ってるお宅もある」
のだそうです。
なるほどね~。みなさまも参考になりましたでしょうか。
どうやら、うちのメインエアコンは、1年毎にクリーニングやっておいたほうがよいみたい。
けっきょく汚れがたまりすぎると、効率も悪くなるし、故障の原因にもなる。
それだけ寿命が縮まるんですよね。
クリーニングを依頼するタイミングは、使用頻度にもよる。
他の部屋のエアコンは、数年に1回ペースでいいかなと、様子をみているところ。
またエアコンの寿命の問題もあります。
買い換えはどうするのか(あと何年、今のエアコンでいくのか)。
1,2年のうちに買いかえるなら、クリーニングしないで自力掃除でもいいかもしれません。←お金がもったいないから。
でもできるだけ長い間買いかえず、快適に健康的に今のエアコンを使おうと思うなら、汚れ具合に応じて業者クリーニングは必須になってくると思います。
おわりに
「エアコンクリーニングって、どんなかんじ?」
こんな質問をちょくちょくママ友からされるので、今日はママ友に解説する気持ちで、記事を書いてみました。
「今まで、何回くらい頼んだことある?」
オーバーホール含め、5回です。
同じエアコン(今回の)は2回目。
「業者に頼まなくても、自分でなんとかできるんじゃないかと思うんだけど」
うーん、まあワザを持ってる人は大丈夫だろうけど、私は無理かな。
たぶん業者並に掃除しないと、けっきょくは「エアコンを掃除した」ことになっていないんだろう。
でも、自力では無理だよ。写真とか工程みてくださいよ。あれをこのシロウトでアバウトなオバチャンにせよと?無謀だ。
しかも自力掃除(整備)でも、それなりの用具代と時間は必要でしょ。
ていうか時間はむしろ、自力のが長時間かかるんじゃないだろうか。
うちは庭木の手入れに、毎年、植木屋さんを頼んでいるんですけど、それは植木が大きすぎ、剪定もむずかしい木が多くて、シロウトの手には質・量ともに手に負えないから。
なのでエアコンクリーニングも、植木屋さんと一緒だと思うことにしました。
そして最後に、
「お掃除つきのエアコンって、クリーニング必要ないんでしょ~」
この質問には、結論から言おう。
「いや。お掃除つきのエアコンも、なしのエアコンと同様にクリーニングは必要だよ」
あのバケツ見て「必要じゃない」とはもう私、言えないっす。
エアコンの家電売り場のお兄さんがいってたんですけど、
「掃除付エアコンって今の売れ線だから、大きな声じゃ言えないですけど。
クリーニングの際に余計なお金がかかるから、僕は機能なしエアコンを購入して、定期的にメンテナンスしたほうがいい派なんですよね~~」
そうだよねえ。
うちもさ、買い換えの時、お掃除付じゃなくていいと思っていたんだけれど。
近所の店のダイキンさんエアコンね、掃除機能付きじゃないと「除湿冷房」「加湿暖房」機能が搭載されてなかったんですよね。
だから「除湿冷房」「加湿暖房」のためにうちはあえて「掃除機能付き」を選びましたっ。
ダイキンさん、掃除機能ナシで「除湿冷房」「加湿暖房」エアコン作って下さい。
そしたら今度はそれを選びますから。
なお、うちはダイキンエアコン一択で、他社エアコンは眼中になしなんですが、それはなぜかというと、他社のエアコンの内部部品もじつはダイキンが作っている、というウワサを聞いたからです。←これは公式発表NG?情報らしく、口づてでしか聞いたことがない。
でも電気屋さん複数に「そうなんですか~?」って聞いたら、ああ、そういう話有名って反応だったから、そうなのかなぁと思ってます、、。。
ことほどさように、ネット情報やパンフなどの公な情報は、イイ話は多いのですが、どうもかゆいところに手が届かないというか。
私が知りたいのはたてまえじゃなく、消費者目線に立った本音の話なんだよな~。
ぶっちゃけ、エアコンってどう選んで、買ったあとはどう扱ったらいいの?
何がお得で、何を注意し、メンテナンスしたらいいか。
こういう本音トークは、生身の人間から聞き出すのが一番。
これ40年以上生きてきた経験値に基づく。笑
世の中のたいていの他人は、基本的に親切で善い人なので、今後も、ギモンなことはバシバシよく知ってそうな人に教えてもらうつもりです。
そしてこのたびは、ワタクシが突撃リサーチした現場本音トークも満載でお届けしました。
かつて私はエアコンクリーニングについてネット検索した時、こういう話が無性に知りたかったんですが。
誰も書いてなかったので、自分で書いてみちゃいました。^^;
ご参考になれば、幸いです♪
それでは、また。
ごきげんよう。