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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと・29~30「暮らしの知恵、つながる記憶」

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き、「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、このブログです。
できるだけ毎日更新していくつもりですので、よろしかったらお付き合い下さい☆ 

 

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イラスト提供:ふわふわ。り

 

  夢たび29「暗涼み」

 

うだるような夏の夜
うんざりするほど 忙しかった日

 

都会で一人 満員電車に揺られ
家に帰って 部屋の電気をつけて
まずはエアコン 次に冷蔵庫のビール
人恋しくて テレビをつける

 

・・・いや ちょっと待った!

 

今日は 明るすぎる蛍光灯を消して
窓を開けて 蚊取り線香をたいて
はんなり香る ろうそくをつけてみよう

 

バックミュージックは ムードのあるジャズ

 

夜風は まだ生暖かいけれど
周りが暗ければ 意外と涼しいものさ

 

窓の外から 車の行き交う音にまじって
木々の葉擦れが聞こえる

 

ほら 見上げてごらん 
今夜の天気は快晴だ

 

月は こんなにも明るくて
星は こんなにも近しかった

 

ろうそくの光が揺れる間に
月も星も けっこうな速度で移動していく

 

夜空を肴に 一人酒
うちわ片手に 暗涼み
夏の一夜の お楽しみ
 

夢たび30「ひとさし指の魔力」

海岸ぞいの 遊歩道
お散歩中の 子犬が三匹

ほら あれがワンワンよ
赤ちゃん連れの お母さん
かわいい子犬を 我が子に見せる

すると
ついこの間まで 無反応だった赤ちゃんが
視線を追って 指さした
お母さんと 同じように
ワンワン!

そう これがヒトの持つ
唯一にして 最大の魔力

赤ちゃんはもう お母さんの視線を追い
同じモノを眺め 感じられる

ヒトのヒトたるゆえん
自分の知恵を あやまちを 感動を
次の世代に伝え 広められる

共感し 伝えられる
 
ヒトはみんな 生まれながらにして
選び抜かれた 魔法使いさ

気づいてた?
この魔法 きみの指先と まなざしにも 宿ってるんだよ
 

【夢たび景色】「暮らしの知恵、つながる記憶」

「暗涼み」
夏といえば、なんでしょうね。灼熱の太陽。海。スイカにうちわに扇風機?(あ、年代が古いかしら)
でも、最近の日本の夏って、昔と比べると、めっちゃ暑くね??とか思いません?
ゆきうさぎ、子持ちになってからベトナムに3年ほど住んでたのですが、日本の夏もだんだんベトナムに近づいてきたなぁと、思う時がありますー。
あ。ただね、ベトナム南部は日本よかもっと全然、赤道に近いのでね。
40度?いえいえ、まだまだ、先には先がありますよ~~。笑
40度以上が毎日毎日毎日、数ヶ月続きますよ、ベトナムは。
日本だとたまに40度超えるくらいだし、すぐに秋がきて気温がさがるけども、ベトナムは一年中、夏ですからね。
季節を現す言葉?「暑い」か、「とても暑い」だよっ、とベトナム人に教わりましたが 笑
しかーし、上にはさらに、上がいるのであって。
ドバイなんて50度になる。と、ドバイに転居したオーストラリア人の友達が言っていた!!
えええええ50度?!?! それは、さすがに死ぬ~~~!!!
ゆきうさぎも、50度はさすがに体感したことないけれども。
でも、みんなそれでも普通に暮らしてるんですよね。
人間、慣れの生き物っていうけれど、慣れちゃうと意外と適応できちゃったりするのかも。。。
 
さて、そんな激暑な季節のベトナムでは、日中は、ほとんどみなさん動きません。
人々が生活し、活動してるのは、ずばり早朝と夕方です!!
朝5時とか、日が昇ったら即行動開始。ランニングしたり、テニスしたりして、朝市にその日とれた果物やら野菜に魚を買いだしにいく。
日が高くなってくる11時ころには、もうだいたいの用事は終わっていて、建物や椰子の木の木陰から出ない。
歩いてるのは外人ばかりなり~。(観光客とか、まっかな顔で大汗かいてる)
午後イチくらいは、午睡してるかな。適当にそのへんにつったハンモックとか。お店にいくと、若いお姉ちゃんも会計台のところにつっぷして寝てたりねー。
「ねえ、お姉ちゃん、起きて-、お会計してくださーいっ」
「ああ?(ようやく起きる) あー、はいはい」
ガチャ、チーン。で、またつっぷす、みたいな。(寝るんかい!)
日本じゃ、店員が店で寝てるとか、考えられないけど。ドラッグストアでお店の人がうずくまってたら「どっ、どうしました?!?!」とかなるね、たぶん 笑
 
で、ようやく太陽が殺人光線(と、ゆきうさぎは呼んでいた)を放つのをやめる夕方、通りはにわかに活気づきます!!
人っ子ひとりいなかったはずなのに、オートバイやら犬や子供に若者、大人、放し飼いの鶏、おじいちゃんおばあちゃん、みんなつれだって水辺にむかいます。
ゆきうさぎは海の近くの街に住んでいたので、みんな海へレッツゴー。
ああ、これぞまさに夕涼み。
ほんとうに暗くなるまでの2,3時間、海でおふろ代わりに泳ぐ人とか、買い食いしてご飯をすませる人とか、高校生くらいは、駄菓子食べて楽しそうにずーっと語らってたり。青春だなぁ。
 
「暗涼み」は日本の夏仕様で書いた詩です。
今の日本はまだベトナムほど暑くはないので、日中活動も全然いけますけど、そのうちもっともっと暑くなったら、正午は活動休止するってのも手なんじゃないかなー。と、時々思うんですが。
みなさんは、ふだん暑い夏をどうすごされてます?
 
「人指し指の魔力」
赤ちゃんって、子供って、本当に毎日成長するんですよねー。
どんどん吸収して、どんどん伸びる。
かつての私もこんなだったのかー、って記憶の無い時代の記憶が埋まってゆく感じで、見ているほうも新鮮だったり。
子供と一緒に、人生をもう一回初めからやり直してる感じ?
子育ては、子供が大人になるためにやっているのも、たしかにあるんですけど、親側にもすごく色々な果実を与えてくれるなぁと、思うんですよね。
人として生まれて、生きて、死ぬ。
自分の流れが点じゃなく、線になってつながっていく。
そして自分は一人で生きてるんじゃないなぁ、って実感する。
視野が一気に広がるので、育児は大変だ大変だ、お金も手間も時間もかかる、ってよく言いますけど、ゆきうさぎはやっててよかったなぁ、と思うことのほうが大きいです!
 
『追記』

なおこのたび、タイトルを少し変更しました。

「そろそろ記事もたまってきたし、カテゴライズしよう。けど、夢たびって「詩」だけじゃなく、他にも色々書いちゃってて、カテゴライズできないなー。よし、じゃ『詩エッセイ』で!」(安易なネーミングセンスっすね)

的な気持ちです。ご了承ください。

あと、どうしてもどうしても今、伝えたいことがっ。

はてなブログさん、私に自由に書ける場を与えて下さって、本当にどうもありがとう!!多謝です!!!」

 
それではまた。
 
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