【ショートケーキデコレーション】市販のスポンジで、生クリームおまけの絞り袋で、自宅で簡単に♪③
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こんにちは。ゆきうさぎです。
前回に引き続き、ショートケーキデコのお話③。
今日はケーキを回転台からお皿に移すまでの、一連の流れを説明したいと思います。
市販のスポンジにデコってみたけれど、ケーキ屋さんのとは、なにかちがう。やっぱり買ったケーキには適わない……?おうちでショートケーキをデコレーションするなんて、なんか大変そう。
いえいえ、大丈夫!!
ちょっとしたコツと知識さえあれば、スーパーのスポンジでだって、十分満足できるケーキができますよ~~。
ちなみに今回と次回記事に使用しているのは5号サイズスポンジ。
前回より手軽に、家族で消費できるサイズになっています♪
5号だからデコも簡単に☆
これ、ただ買ってきたスポンジに生クリーム塗っただけ。
生クリームそなえつけの絞り袋でクリーム絞っただけ。
前回、前々回とデコレーションの方法について説明しましたが↓、
まだ前回の時点でホールケーキは回転台に乗ったまま。
やっぱりデコレーションケーキは大皿に乗せて、切り分けないとね!
ちょこっとコツがありますので、解説したいと思います~。
5号サイズについて
みなさんはショートケーキ、お誕生日やクリスマス以外にも召し上がりますか?
我が家は息子が特に好きなので、「今日のおやつはショートケーキがいいな~」などと朝、突然に申すことがあります。
だけどそんな時、いちいちケーキ屋さんまで行って、お高いケーキなんて買ってられない! というわけで、私はスーパーで今日の晩ご飯の買いだしついでに、ケーキの材料もカゴに入れちゃいます。
《5号サイズスポンジ・シロップ量》
グラニュー糖:15g
水 :45g
キルシュ酒 :10g
《5号サイズスポンジ・生クリーム量》
生クリーム(乳脂肪分35%か47%)200ml:1箱
グラニュー糖:10g
※デコレーション方法は、前回・前々回と同じです。
ケーキの裾をはらう
前回デコレーションで「すそをはらう」部分を説明し忘れていました!スミマセン。
というわけで、ささっと説明しちゃいます。
これは↑あくまで家族で食べる用なので、ナッペ(生クリーム塗り)もそんなに、気合いいれておりません。。。ラフにちゃっちゃと済ました状態。
この、すそ部分にパレットナイフを入れて、回転台に張りついている部分を払っていきます。
ちょっとづつ取ってはボウルのふちにつけ、また回転してはちょっとづつ取り、をくり返す。
あまり一度にたくさん取ろうとすると、こんなかんじでダマになってくるんですよね~。
一周したところ。
この時は、このあと上部に生クリームをしぼってイチゴを飾りました。
パレットナイフの構え方
さて、いよいよ回転台からケーキをお皿に移動します。
5号スポンジくらいなら、パレットナイフ1本でもまあ移動可能なのですが、大型デコレーションケーキを崩さずに移動させるには、ナイフ2本あったほうがより確実かと思います。
こんな感じで、バッテンの部分にホールケーキを乗せるイメージ。
ケーキ下にパレットナイフを差し入れ、皿に移す
では、実際にやってみましょう。
ナイフを両側にさしいれて……
お皿の上に移動!
ナイフを抜く際には、お皿に押しつけるようにしながら、しならせてそっと抜きます。
これ、パレットナイフ1本だとケーキが斜めにかしいだり、お皿の思ったところにケーキが乗らなかったりするんですよ。
この方法を知るまで、ずーっと我流で移していたのですが、どうにも難しくて手業系の作業なのか? と思っていました。
でも。
ちがってました。
ただ知識がなかっただけ。
このコツを知ってさえいれば、誰でも簡単に作業できます。
学問でもなんでもそうですけど「知ってさえいれば」簡単なことって、案外よくありますよね^^
生クリームのお話
ところで、みなさんは巷に出回っている「生クリーム」と「ホイップ」の違いをご存じでしょうか?
ゆきうさぎは大学時代、タカナシ乳業さんが不定期にやっている(大概、クリスマスとバレンタイン)生クリームのデモンストレーションバイトをしていたことがあります。
いわゆるスーパーの試食販売ですね。
デモンストレーターはお店で実際に生クリームを手立てで泡立て、試食して頂くのがお仕事。
ただ試食させるだけじゃなく、その際にお客さまにうんちくをたれたりもしなきゃならないので、生クリームについて、事前にタカナシ乳業さん主催のお勉強会があります。ちょっとお料理教室みたいな感じ。
その時に説明されたお話しでは、いわゆる市販品には「生クリーム(本物)」と「それ以外(じつは生クリームじゃない別物)」があるのだけれど、たいがい一般人はこの2種類を混同している、と。
えっ、それ一体どういうこと??
本当の「生クリーム」とは
生乳、牛乳を分離して取り出した「乳脂肪のみ」を原料とした、パッケージに「種類別:クリーム」と表示されるもの。
商品名として「純正生クリーム」と書かれているものがこれにあたります。
値段はもっとも高価で消費期限は短い。
なおタカナシさんの商品でも、35%、47%とパーセンテージがちがいますが、上であればあるほどコクが強い、本来の生クリームと言えるそうで、
「生クリームはクリーム色をしていますよね? クリームが黄色みがかっているのは、牛が食べた牧草の葉酸の色と言われています。
つまり紙のように真っ白なクリームは、逆に本来の栄養素が入っていないものといえます」
との説明を受けました。
ほえ~、じゃクリーム色じゃないものは、本物じゃないってこと? と思って聞いていたら、それはまた全然ちがう話だったのです。
じつは「生クリーム」ではないお品とは
乳脂肪に添加物や植物性油脂などが加えられたものは「名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品」とパッケージに表記されます。
種別:クリームとは書けないきまりなんですね。同じように見えますが、明確に一線を画しているんです。
こちらは三種類ありまして、
①「種類別:クリーム」に安定剤、乳化剤などを添加したもの
商品名として「純乳脂」「生クリーム100%使用」と書かれている商品。
②乳脂肪の一部を植物性油脂に置き換えたもの
商品名「コンパウンドクリーム」。
③純植物性脂肪のもの
商品名「〇〇ホイップ」「〇〇フレッシュ」。
これはもう「クリーム色」「白色」とかいう色味以前の話で。
簡単に言うと「名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品」とは、生クリームに添加物を加えたり、全然別物の油を混ぜたり、100%別物の油を加工したりして、クリーム風に仕立てている商品だったという。。。
生クリームはやっぱり「本物」がオススメ
というわけで、結論から言って私は生クリームを使う時は、本来の意味での「クリーム」を使うのが好きです。
デモンストレーションバイトをしていた際にも、よく「ホイップ」は植物油脂由来だから、太らないんでしょ、身体にいいんでしょ、安いしね~と言って「ホイップ」を選ばれるお客様がいました。
でも単純に脂質や値段の問題ではない部分って、あるんですよね(もちろん生クリームのがコクがあって、おいしいというのもありますが)。
1年ほど前でしたか、この本を読んでから↓、油にはさらに気を遣うようになりまして。
トランス脂肪酸は合成油で別名「プラスチック油」とも呼ばれており、一度身体に入ったが最後、プラスチックのように分解されず、身体に溜まり続けるそうです。すなわち肥満の元になるだけではなく、様々な病気の原因にもなっていると。
このプラスチック油、登場は近現代で、プラスチック化の主要原因となっているのは油精製時に使う工場添加物。
そもそも古来、「油」とは酸化しやすく、日持ちのしない品物だった。
それを大量に安価に流通させる過程で、現在のように、たくさん薬品を使って油を精製する事態とあいなったそう。
「日持ちのする」「腐りにくい」植物油(合成油)はたしかに便利かもしれない。
でもよく考えてみて、それっておかしいでしょ、危ないよね? なにを混ぜてそうなった?っていうお話で、私はいたく納得した本でした。
なお植物油=悪ではなく、アマニ油、オリーブ油、エゴマ油等、低温・太陽に晒さず保管で短期間しか持たない系の油は、むしろオメガ3、6を含んだよい植物油なのですが。
残念ながら生クリーム風食品に、こういう純正の植物油は使われていない。安価で大量に市場に出回っている合成油。
よくネット検索すると「生クリーム」と「ホイップ」の違いはよく出てきます、
「生クリーム」:日持ちがしない。味がよい。高価。動物性油脂。脂肪分が高い。
「ホイップ」:日持ちがする。味が淡泊。安価。植物性油脂。脂肪分が低い。
この情報を読んだ多くの人は、
「へー、多少は味が落ちても、安くて日持ちがして、低脂肪の『ホイップ』けっこういいじゃん。植物性油脂だし~♪」
と思うのではないでしょうか。でもちょっと待って。
この二つの違いは、どこからくるのか?
そして、こう考えることもできます、
日持ちがしないモノほど、不純物が少ない自然食品を意味するから良しなのでは?
また動物性油脂はたしかに高脂質ですが、何千年も前から人類が食べてきた脂質だから、まだデータの少ない合成油よりよほど安心では。
そして植物性油脂は純正品ならたしかに動物性油脂より低脂肪でいいですが、普通、純正品は非常に高価です。しかも動物性油脂よりも取扱注意食品で、日持ちがしないのがセオリー。それが安価であるということはすなわち、ホイップに使われている植物性油脂は純正品ではない――
というか植物性油脂って、そもそもあんな白くて、かき混ぜたらデコできるような油じゃないですよね? なに混ぜてるの?
そんなわけで調べれば調べるほど、考えれば考えるほど、私は生クリームもなるべく工場加工されていないもののほうが、結局のところ身体にはいいんじゃないかな~、という結論に至った次第です。ごめんなさい、ホイップ派の方。。。
ちなみに、これって市販のアイスでも同様の現象が起きていて。「ラクトアイス」「アイスミルク」「アイスクリーム」等と多種あるのですが、本来の「生クリーム」を使っているのは「アイスクリーム」表記してあるものだけ。詳細はお医者さま(牧田善二さん)の書かれた下記記事参照下さい。↓
ことほどさように、生クリームひとつとっても、世の中に出回っている食材には、生産側の様々な都合や利益追求といった思惑が絡んでいるので。
消費者側も、きちんとした情報を得て、賢く消費したいですね☆
さて、次回はショートケーキデコの最終回。ケーキの切り分け方のお話です♪
それでは、また。
ごきげんよう。
(続きはこちら↓)