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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【祝・報告】自作小説が、角川ビーンズ小説大賞「一次審査」を通過しました♪ その他近況。

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みなさん、お元気ですか?
ご無沙汰しています、ゆきうさぎです。
前回更新が4月下旬。
自作小説が小説投稿サイトのコンテストで入賞した話でしたが、

yukiusagi-home.hatenablog.com

今回はその後の報告です。

自作長編が角川ビーンズ小説大賞にて、一次予選通過

前回記事でちらりと、
「今、投稿サイトに長編ファンタジーを掲載中です」って書きました↓。 

この作品、角川ビーンズ小説大賞にも応募してたのですね。
これが先日、一次審査を通過しました☆ 

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https://beans.kadokawa.co.jp/award/20th-award/entry-2048.html

 去年の倍率が、応募総数620作に対して53作品

ざっくりと全体の1割弱が1次通過した印象なので、今年の総数はまだ出てないのですが、今年も1割くらいが残ったのかなぁ。と予想しています。

で。
今年通過したのは43作品とのことですが、きっとここから選ばれるのって4作か3作か、、、みたいな数字になるかと思うので、今からさらに1割弱に絞りこまれるんだろうな、って感じです。

角川ビーンズ、彩雲国物語など読んだことはあったんですけど、応募したのは今回が初めてでした。
出版社の長編公募賞は正直どこも大激戦なので、これからが本番というか、ここからどのへんまで行けるのかが大事だなぁ、って思いつつ。
とにもかくにも一次を通れていたので、まずは一安心!

そしてこの公募賞、①投稿サイト『カクヨム』から応募するか、②角川ビーンズのWEB専用応募フォームから応募するかの2択だったんですね。
私、カクヨムは「読み専(読むだけ専門の人)」登録しているので、これを機会にカクヨムデビューする手も、なくはなかったのですけれども。


なんかエブリスタ枠がもうあるし、読者様の交流とか、閲覧管理とか、大変そうだし②でいいや、と直接応募を選択しました。

んで。
私は一太郎ソフトで小説を書いているのですが、この直接応募は、一太郎ファイルも受け入れ可ってなっていて!
これが大変ありがたかったです。
〆切ギリギリまで推敲できたし、即添付して応募できたからです。

ただ、あんまり簡単に投稿できちゃったので、じつのところ「私、添付ファイル、ちゃんと先方に提出できたんだろうか……?」って疑念が、ちょっとありました。

今回、一次通過したことで、色々とホッとしたのですが「あ~、よかったちゃんと私のお話、応募フォームに添付されてたんだ-」って、そういう初歩の初歩みたいなところでも、じつはホッとしました。。。笑

自作短編がエブリスタにてランクイン

近況としましては、今週は週末に〆切を迎えるエブリスタの公募用作品を、せっせと投稿していたのですが、こちらはめずらしく一桁ランクインしました。

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この作品は、ひさしぶりに書いた短編SFでした。
こんな感じの始まりの話です。

――ねえ啓、覚えてる?

それは、何度もくり返される同じ夢。
どしゃぶりの黒い夜、冷たくなっていく恋人を抱きかかえながら、啓が絶叫している。

『アスカ――!』

二人は赤と紺の制服を着ている。場所は第七植民衛星のスラム街。

あの日、宇宙警備局の捜査官だった啓とアスカは、三年越しに及んだ潜入調査にようやく終止符を打てるはずだった。なのに植民衛星における臓器売買の実態を突き止め、状況を月支部に報告した矢先――突然、闇ブローカーが雇った殺し屋から銃撃を受けた。

――私は覚えてる。全部。

この口いっぱいに広がる、鉄錆のような血の味も。問答無用で身体を覆いつくす死の気配も。

アスカの絶望が心に響いてくる。

――いや。どうしてこんなところで? 誰か助けて。嘘だと言ってよ。私は生きたい、まだ一緒にいたい……啓と!

だけどもう、言葉を吐く力はなくて。

だからアスカは、死にゆく我が身をゆだねるしかなかった。どうしようもない怒りと悲しみに震える啓の腕に。
(1P目抜粋)

estar.jp

 この作品は歌織り姫とちがって短いので、もしご興味あれば↑読んでみて下さい☆

私ははてなからエブリスタに活動拠点を移したあとも、基本的に小説は全部書き上げて推敲してからの不定期更新で、ランキングには縁遠い活動を継続中なので、今回のランクインはけっこうビックリというか、嬉しかったです。

ただ以前より漠然と感じていましたが、エブリスタさんは基本的に、公募賞の選考基準に閲覧数やスター数は考慮しない方針だそうです。つまりランキングや人気度は公募賞の受賞とは無関係ってこと。

エブリスタ公式で以下の記事を見つけました。↓

(前略)
選考作品をスター数や閲覧数で切ることは一切ありません。

人の目を必ず通すことを大切にしています。

スター数や閲覧数などは、エブリスタに投稿された時期や活動頻度によっては、面白い作品でも数値が低くなってしまう場合があるからです。

もちろん、スターやコメントをたくさんもらったり、たくさん読まれたりするのは素敵なことですが、コンテストを数値に頼ることには危険があると考えています。

まもなく結果発表!優秀100作品選評と選考秘話を担当者が語る!【エブリスタ小説大賞2018】 : エブリスタ運営ブログ

正直このコメントを発見した時、すごく嬉しかった! 
そして今までの出来事が腑に落ちました。
ああ、やっぱりね~。
だってそうじゃなきゃ、PV数もフォロワー数も少ない私が、何度もコンテスト受賞したりするはずないもの。

ちなみに複数の他投稿サイトでは、作者さんが自力で読者を増やし、PVやスター数を稼いで上位に立たないと、選考課程から外れてしまうシステムを採用していたりするんですが。

エブリスタは編集部の涙ぐましい人海戦術により、必ず公募関連は全作品、編集さんが読んで下さるシステムとのこと。

最近お知り合いになった、受賞経験おありでエブリスタ本社に呼ばれたこと有りの作家さんも、そんなエブリスタの気風が好きだと仰られていました。

たしかに、このシステムのおかげと断定はできませんが、エブリスタ内の作家さん同士の交流にも、相互フォローしなきゃ圧、PV数稼がなきゃ圧みたいな、見えないプレッシャーがない。
自由な風が吹いている。

だいたい、まず内容ありき、あくまで実力重視ってことは、下手で落選するも、受賞するも自分の腕しだいってことでしょ?
それって、よけいなところに目をやらずに、ひたすら自作の善し悪しだけを見極められる。
効率よく腕を磨くにはもってこいだと思うんです――。

というわけで、私には、エブリスタさんは本当に水の合う投稿サイトだったなぁ、としみじみ思う、今日この頃なのでした。

もうすぐ結果発表の短編

あと上記とは別に、もう一作品ほど今、公募賞の結果待ちを待っている短編があります。それがこちら。↓

いつからだろう。人を撃ち抜くのに、なんの感慨も湧かなくなったのは。

だが、それも今夜で終わる。
この狙撃で、最後になるはずだった。

私はビルの屋上に立ち、おもむろにスナイパーライフルを構えた。北西の向かい風は、風速五メートルといったところか。深く息を吐き、右肩に固定した銃身からスコープをのぞく。

――いいか、アイシェ。組織が提示する標的を五十人撃ち抜くことができれば、おまえと妹に自由をやろう。

吠えるように笑う、居丈高な男の声が耳奥で反響する。

そうだ、あの血も涙もない悪鬼に従って、これまで幾多の人を始末してきたのだ。

私はこれまで、情け容赦のない暗殺者だった。だが、それもこの一発で終わる。

もう誰にも、この国を脱出する邪魔はさせない。妹と甥の命は私が守らなければ。
(1P抜粋)

estar.jp

これはダークなヒューマンドラマといいましょうか、あんましお子様むきじゃない内容の話です。

ただこれまでの反省点に気をつけて書いてみたので、それをどう評価されるのか知りたいなぁと思っているところ。

私は入選経験もありますが、ワナビ経験が長いので、あたりまえながら落選経験も場数を踏んでいて。
ただ基本的に落選したら、どこが悪かったのか反省の上に、同じレベルでのつまづきはしないゾと思いつつ次を書くんですね。

だから落選も別に失敗じゃなくて、ステップアップのために必要だったんだなと思っていて。

そんな気持ちで、今年初めて投稿した短編は入賞しました。
なので、この作品が次に続くのか、今、実験結果を待っているような気分なのでした。

ワナビの心構え

あと最近、とても勉強になった話が二つありました。
一つは、すでに成功して多数出版されている先輩作家さんのインタビュー記事。

公募とかコンテストも出す賞をきちんと選ぶこと。とりあえず合わなくてもチャレンジするっていう人もいるんですけど、それって高い確率で落選しますし、落ちたら、やっぱり気持ちがかなりしんどい。それで持ち直すまで時間がかかるので、負け試合はできるだけしないほうがいい。ちゃんと自分の作品がこの賞に合っているかどうかを見極めて出す。合わなければ合う賞が来るまで待てばいい。

あとはわたしがそうだったんですが、「処女作」にとらわれすぎて次の作品に行けない人がいる。最初に書いた作品を何回も書き直して違う賞に出して凹んでしまう。処女作を形にしたいと思っても、それはそれとして、次へ次へ書いていった方が良いと思います。他の作品を書いていけば、デビューしたあとにいつか処女作が本になるかもしれない。とにかくどんどん書いていってほしいです。
monokaki.ink

これは本当にそのとおりだなと。
プロの方達がおっしゃることって、昔はイマイチよくわからなかったりしましたが、最近は「よくここまで情報開示して下さるなぁ」って、ありがたく思うようになりました。 

それからもう一つが、前述した受賞歴のある作家さんの分析記事。
この方が分析するに、
「女性投稿作家さんに見受けられる共通点として、

〇ストーリー構成が平ら
〇あまり大きな事件が起きない
〇読んでいる印象がすべてひっくり返るような展開が稀
〇終わり方がおとなしい
〇ストーリーの軸になるメッセージ性がたりない

という傾向が見られる」そうです。
あー、なるほど、それはそうかもしれない!と。
たしかに女子は、文章とか描写は、唸るほど上手い人が多い印象なんですけれども、小説ってそれだけじゃないですもんね。

というわけで、自分もそう言われないようにしないといかんなー、と、いたく反省したしだいです。

最後に

そんなかんじで、あいかわらず小説を書き書き、コロナ禍を生きています!

料理にミシンや刺繍、ガーデニングも、変わらず楽しんでいます。
もうすぐ夏なので、これから息子の半ズボンを制作しようかなぁと思ったり。 

そして、そうこうするうち、はてなブログも登録して始めてから、もうすぐ2年を満了するのですが――。

これを期に、はてなProを解約しようと思っています。
この2年目は様子見でしたけれども、1年間ふりかえるに、そんなに頻繁にブログも更新しないし、こういうゆるりとした記事の上げ方をしているのなら、ベーシックで十分じゃないか。との結論に至りまして。

噂ではブクマやスターが消えちゃうらしい?ので(本当かな??)、もしそうなら、そこはすごく残念だし、みなさんにも申し訳ない気持ちで一杯です!!
申し訳ございません。。。(と先に謝っておきます)

でもおそらく、そんなわけで近々フォームやらなんやらが、ベーシック版になると思います。よろしくご了承下さい☆

なんだか急に暑くなってきましたが、どうぞみなさん、暑さバテしないようにご自愛下さいね!

それでは、また。
ごきげんよう