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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと・25~26「今、目に映るものを大切に」

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き、「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、このブログです。
なお「夢たび」は現在、全103作あります。
できるかぎり毎日更新していくつもりですので、よろしかったらどうぞ最後までお付き合い下さいね☆

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イラスト提供:ふわふわ。り

 

夢たび25「スイス独立記念日

 

名峰つらなる山脈の
短い夏は 光に満ちて

 

涼しい湖岸 見上げる氷河
山羊たち のんびり 草をはむ
流れ落ちる滝の先には 谷間の村

 

この土地の 平和は長い
周囲が幾度 戦禍に見舞われても
きびしい山々が 国を守った 

 

今日という日も 意味ある一日
夏の夕暮れ 日はまだ落ちぬ
ホルンの音色に 楽しい舞踏
谷間の窓辺にゃ ロウソクの明かり

 

ドドォーン! ォンォン・・・
ほら 花火が上がったよ!

 

谷の間に こだまする残響
楽しくも 幻想的な余韻

 

にぎにぎしくも 場を支配する静けさは 
敬虔な 祈りにも似て

 

この花火 君も一度 体験したら 
きっと 忘れられない日になるだろうな

 

花火の下 村の広場
はためく赤地に 白十字の国旗は 
建国を誇らしげに 今日に伝える
 

夢たび26「ケンカした日」

 

友達と ケンカした日

悲しくて 悔しくて 
ひとり学校からの 帰り道

 

ちくしょう 胸がバクハツしそうだ!
道ばたの小石を 蹴っとばしたり
忙しそうな アリンコを追い散らしたり
 
でも そうやって怒りをまき散らしても
その先には むなしさばかり・・・
 
だから 
まずは おうちに帰ろう
 
お母さんに ただいまって言って
おいしいごはんに あったかいおフロ
お日様のにおいがする お布団敷いて
朝までぐっすり 寝てみよう
 
明日にゃ 明日の風が吹く
気持はすっきり 頭もしゃっきり
そしたら今日のあいつにも 
きっと笑顔で言えるはず
 
おはよう!
 
よーしもう一回 最初から仕切り直しだ
 

【夢たび景色】「今、目に映るものを大切に」

「スイス独立記念日

みなさんはスイスっていうと、何が一番最初に心に浮かびますか?
ゆきうさぎは宮崎駿さんのアニメ「ハイジ」ですかねー、やっぱり。
「おしーえて、おじいーさん、おしーえて、おじいーさん、おしえてー♪アルムのモミの木よ~~♪」
しかしあのオープニングでハイジの乗ってたブランコって、いくらなんでも長すぎじゃね?と思ったのは私だけ?(どうでもいいか)
この詩は今から?十年前、スイスに行った時のヒトコマです。
スイス、本当にハイディ(ドイツ語発音ではハイジはハイディです)の世界そのままでしたねー。
空気が澄んでいて、空が青くて。
あ、でも、一つ言いたいことが!
スイスの山山って本当に険しくて、崖みたいで、その場にいると圧迫感が半端ないというか。普段平地で暮らしてるフツーの人には、なんか閉じこめられてる感がかなりありました。
アニメでハイディはフランクフルトに行って、「山がない……」って泣いてましたが。
ゆきうさぎ、フランクフルトに住んでいたことがあり、フランクフルト大好きだから言わせてほしいんですが、
いや!フランクフルト、快適で広々してるよ!
ローマ時代からの歴史ある街だし、ゲーテを輩出したり、マイン川とか流れてて綺麗だし!!
ベルリンやミュンヒェン級な都会じゃないから、街中でもリスとかうさぎとかふつーにいるし、緑たくさんだよ!!
それに近くに山だってあるよー、タウナス山が。いわゆるアルプス級の山じゃないですけど、まあフツーの人が見たら、あれは山だよっ。
まあね、スイスから来た幼いハイディの心に、フランクフルトは都会だったんだろうなぁと思うけれどもね。
 
……話を、スイス独立記念日に戻しますと。
とにかく四方をかこまれているので、花火を上げると、それがいちいち反響するんですね、はんぱなく。
ああいう花火って初めて見たなぁ。たぶん、あそこでしか体感できない花火かもしれない。
スイスへは、もう亡くなってしまった、ゆきうさぎのおばあちゃんを連れて行ったのですが。
おばあちゃんは大正生まれ、東京生まれ東京育ち、関東大震災東京大空襲も経験者。
「花火はあの空襲を思い出すから、普段は好きじゃないけれど、この花火は不思議で、厳かな感じがして、つくづく綺麗だねえ」
と、夜空を見上げながらしみじみ言っていました。
見ている景色は一緒でも、心の中に湧き上がる感情は人それぞれ。
みなさんは花火を見て、なにを思い出しますか?
 
「ケンカした日」
ゆきうさぎ、2児の母です。
午後3時くらいまでに用事を片付け、毎日、子供達の帰宅を準備万端、待っています。
というのも、よくゆきうさぎの母が、
 
「子供ってのはね、学校から帰宅した直後を絶対に見逃しちゃいけないんだよ。
外から帰ったすぐの子供は、まだ外での出来事をひきずってる。
だからその日、なにが起きたのかは、子供の様子をみればすぐにわかる。
だけどしばらく家にいたあとじゃ、もう子供は外での出来事を消化して、家モードになるから、そうなるともう、その子の外の世界をうかがい知るのはむずかしいよ」
 
と言っていたから。
先達の専業主婦の言葉には、重みがあります!
そしてたしかに、子供は嬉しかったら歌って帰ってくるし、嫌なことがあったら家に入るなり癇癪を起こしたりする。
疲れきって消耗している時はどんよりしているし、体調が悪い、寒かった、暑かった、も全部よぉく見ていると、わかってくる。
育児って、植物を育てるのにも似てるというか。
お花って、水をやりすぎても腐るし、水をやらなさすぎたら枯れる。
その子その子によって耐性や状態もちがうから、常に観察して、最善の世話をしないと花がつかない。
ようは、大事なのは観察力。そして必要なタイミングに必要な助力を傾注できるかどうか、ここ、ものすごーく大事なポイントっ。
ですよね、子育て中のみなさん?ママたちだって、けっこう色々見て考えてるのよぅ。
 
学校から配られたプリントの名言の中にも、
「子育ては 手を離さず
手は離しても 目を離さず
目は離しても 心を離さず」
っていうのがありましたが――。
これからも、できるかぎりそういうスタンスで子供たちとかかわっていきたいな。
と、思うゆきうさぎでした。
 
それではまた!
 
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