【詩エッセイ♪】 夢のたびびと69『川は流れゆく』・A River Runs Through It
【スポンサーリンク】
こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き、「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、このブログです。
夢たび69『川は流れゆく』
ひとり 勝負の時
金の日ざしの 舞い散る午後に
風を渡るトンボ 虫たちの囁き
川は変わらず ただ流れゆく
私の人生を 包むように
遠い昔 幸せな記憶
弟はもう 帰ってはこない
今はただ おだやかに
釣り糸を解き放つだけ
眠りに落ちる前の 静謐な祈りにも 似ている
【夢たび景色】A River Runs Through It
舞台は1910 - 1920年代のアメリカ合衆国モンタナ州ミズーラ。第30代大統領クーリッジ(在位1923年~1929年)、T型フォード全盛の時代である。スコットランド出身で厳格な父のマクリーン牧師、真面目で秀才の兄ノーマン、陽気な弟ポール。三人に共通する趣味はフライ・フィッシングだった。ノーマンはやがてマサチューセッツ州ダートマスの大学に進学して街を離れる。ポールはモンタナ州の州都ヘレナで新聞記者をしつつ、ポーカー賭博にのめり込んでいた。
大学を出て街に戻ってきたノーマンは独立記念日にジェシーと知り合い、二人は付き合うようになる。やがてノーマンにシカゴ大学から英文学の教員の採用通知が届き、ノーマンはジェシーに求婚する。ノーマンが就職のためにシカゴに向かう直前、ノーマンとポールは父親とともにブラックフット川に釣りに出かけ、ポールは大物を釣り上げる。だが翌朝、警察から連絡があり、ポールが何者かに殺されたことをノーマンは知らされる。」
以上、Wikiより引用
ゆきうさぎ、10代のころブラピが好きだったんですよねー。一番お気に入りの映画は「Legends of the Fall」でした。あのころブラピは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」とか色々やってましたけれども、いかにもハリウッド的な映画より、少し落ちついた感じの、美しく圧倒的な風景描写が入るほうが断然好きで。
そういう意味では「Seven Years in Tibet」もすごく好き~~。映画館に見に行きました。すごく長いし、そんなにドンパチしたりしないので、眠くなる人は眠くなっていた気がしますが、私はチベットに旅した気分を満喫できました。
で「A River Runs Through It」もまさにそういう自然の映像美を鑑賞する作品でして、アクション大好きな人は眠くなるくらい、どっちかというと純文学に近い内容なのですが。
ゆきうさぎ、いまだに「A River Runs Through It.」って最後のナレーション、耳に残ってます。なんていうのかな。
そう、ヘミングウェイ。ヘミングウェイ調というか。
ぐぐっと描写で我慢、我慢した後、じわじわ~っと感動する類いの映画です。
わかりやすく、派手だったり敵を倒しておしまいとか、そういう類いではない。
兄が最後に亡くなった弟を思いながら、二人で楽しんだフライ・フィッシングを一人で川に入ってするんですけれど、「川は流れゆく」。「A River Runs Through It」、哀しみも喜びも、すべての思い出が流れすぎていく。みたいな。
あれー、ちょっとまてよ、ゆきうさぎの記憶の復元声では最後のナレーションは「A River Runs all through it.」って言ってた気がする。all入ってたんじゃなかったかな。←細かい。
この詩を創作したのは30代でしたが、よくも若いのに背伸びして創ったな。って感じですね。
これは今40代でも十分受け入れられるし、たぶんもっと歳を取ったほうが、もっと味わい深い詩になるかもしれないです。
歳を重ねるごとに、人の死に立ち会う機会も増えました。
新しく生まれ来た命がどんどん健やかに成長していく反対側で、かつて自分を見守ってくれたり、助けてくれた人たちが次々に舞台から去られていく。
穏やかな哀しみの別れだけじゃなく、学生時代の友達が若くして不審死したり、息子の同級生が突然の交通事故で逝ってしまったりと、到底受け入れがたい、衝撃的な別れもありました。
今回『川は流れゆく』をふりかえったことで、「A River Runs Through It」についてもいろいろ思い出すことができてよかったです。
公開当時はそこそこヒットしましたけれど、ものすごーく大ヒット映画というわけでもありませんでしたが、美しい自然は一見の価値あるし、ブラピ兄さんはフツーに素敵だし、釣り好きの人にもお勧めできる映画です。もし機会があるようなら、見てみて下さいね。
それでは、また。