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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【コロナと私⑪】ワイヤー&フィルター入り立体マスクその後・夏に適した生地&ハンドメイド刺繍の話

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みなさん、こんにちは。
ゆきうさぎです。

6月1日からいよいよ我が家の子供たちも分散登校が始まるということで、今週末は用意に追われています!
なにせうちは3月頭から5月末まで自粛していた、もっとも期間が長いパターン。
なんと、じつに丸3か月。。。
引きこもり始めたのはまだ寒い時期だったのに、扉を開けたら暑い
夏目前です。

そして学校再開にもかかせないのが、マスク。
以前、ハンドメイドマスク製作については詳しく記事にしましたので、ご興味ある方はどうぞご覧ください↓。

yukiusagi-home.hatenablog.com

今回はその後、これらのマスクが我が家で現状どうなっているのかの報告(使ってみたところどうだったか)と、これから暑い時期にむけて、ハンドメイドされる方むけに生地の話をしたいと思います。

まずは、おさらい・素材と織の種類

よく生活の基本を「衣食住」と申します。
中でも衣、すなわちお洋服はこの3つの一番最初にくるくらい、大事なモノ。
中学高校の家庭科の教科書にも、裁縫をする際、生地の話は最初のほうに出てきますよね。
というわけで私がマスクを作った際にも、一番に気にしたのはどんな素材で、どんな織り方をした生地なのか。でした。デザイン・色よりまずは素材重視。

素材の種類

では世の中には一般的に、どんな素材の生地があるのでしょうか。
1.天然繊維
天然繊維には主に2種類あります。

①植物性繊維
植物性繊維の代表は綿(コットン)や麻(リネン)
植物を栽培し、育つ過程で収穫、乾燥させ繊維にしたものです。
②動物性繊維
動物繊維の代表は蚕の繭から採れる絹(シルク)や動物の体毛である毛(ウール)
牧場などで飼育された動物から採取されており、比較的高価な素材です。
2.化学繊維
化学繊維とは、本来繊維にならない素材を人工的な行程を経て作り出した繊維のこと。再生繊維、半合成繊維、合成繊維の3種類に分かれており、ポリエステルナイロンアクリルなどが有名。 

マスクを作る際、動物性繊維は最初に候補から除外しました
というのも絹は万能繊維ですが、唯一の弱点が日光に弱いことだし、ウールは毛なので、日本では一般的に冬素材だから。
そこで次に植物性繊維か化学繊維かの2択をしたわけですが、私は化学繊維もここで外しました。
化学繊維の原料はほぼ石油です。だから吸湿性がないのが特徴の素材。
湿気やすいマスクにはむかないんじゃないかと思いました。

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こうして植物性繊維にターゲットを絞ったわけですが、ここで綿と麻の特徴について。
綿
メリット:肌触りがよく涼しい。吸水性に富み、熱に強くて丈夫。染色性や発色性に優れている。
デメリット:縮みやすい。シワになりやすい。長時間日光にあたると黄変しやすい。

メリット:通気性が良く、水分の吸湿や発散性に優れているため、清涼感がある。シャリ感がある。水に濡れると強くなる。
デメリット:シワになりやすく、摩擦で毛羽立ちやすい。保湿に乏しい。濃い色は白けやすい。

織りの種類

次に考えたのは織りのこと。
たとえ同じ素材でも、織り方によってずいぶん使い道がちがってくるからです。
生地の織り方は「平織り」「綾織り」「繻子織り(しゅすおり、朱子織りとも書きます)」。この3種類だけしかないのですが、綿麻で絞っても、けっこう種類がたくさんあるんですよね~。

そこで着目したのが赤ちゃん肌着に使われている生地
赤ちゃんの肌はデリケートで、大人よりずっと汗っかきなので、一般的に植物素材では以下のようなものがおススメとされています。
1.天竺

平編み木綿生地。
フライスより少し薄めの生地で、風を通しすぐに乾くのが特徴。

2.ガーゼ

さらさらした肌触りと乾きやすさが特徴。あまり暑さを感じにくいうえに洗濯してもすぐに乾くので、夏場に活躍。

3.パイル

厚手のタオル生地である「パイル」。秋冬仕様。

4.スムース

パイルより生地が薄いですが、比較的厚めの生地。リブ編みで丈夫なのも特徴。

 ズバリ、夏場に適した生地とは

マスクはとにかく息がしやすく、湿気ないのが大事だと思うんですよね。
やっぱりガーゼだよな。ていうかガーゼ以外に考えられない。
というわけで、ダブルガーゼに決定。

我が家には子供服を作った余り生地がけっこう大量にありまして、ローン・オックス・ブロードなど実際に口にあててスーハ―しましたが、とにかくガーゼが最強というか、一番、息が楽でした
4月ごろは生地がずいぶん品薄だったのですが、ダブルガーゼ生地とは本来、夏場に出回る生地です。
というのも、夏パジャマ等にダブルガーゼがよく使われるから。
私の友人も「息子のパジャマをダブルガーゼにしたら、毎年悩んでいたあせもが解消した」と言っていたくらい。
これからだんだんと品薄感も解消されてくるんじゃないかと思いますので、もしこれからマスクを作られる方がいるようでしたら、私はガーゼ生地をおススメします。

マスクその後

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私はこの4月に25個ほどマスクを家庭内生産しまして、知り合いやら親族・家族に配りまくったのですが、

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自分でもこの黄色のマスクを洗って使ってをくりかえして、現在に至ります。
季節はだんだん暑くなってきましたが、今のところ息苦しさも湿気も感じていません。ダブルガーゼ生地+エアコンフィルターのマスクは、市販品の使い捨てマスクより風通しはいいです。
しかし最近は、だんだん素敵なマスクをしている方も増えてきたので、この一色マスクにちょっと飽きてきた感もあり――。

「このワンポイントを切って、もうちょい大き目の刺繍でもしようかな~」

ある夜いきなり思い立ち、リメイクしてみたのでした。カンタンにリメイクできるのもハンドメイドのいいところですよね。

刺繍をしてみた話

これが最初にリメイクしたほうの刺繍。

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所要時間30分くらい。
マスクってとにかく小さいので、刺繍もカンタン
なんかけっこう楽しいかも~~、と思って二番目に作ったのがこちら。

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この刺繍は、ユーチューブの刺繍動画で図案等を参照しました♪

www.youtube.com

アンナス先生の刺繍、美しい上に解説も丁寧だし、お人柄がほわっとしていて親近感☆彡
できあがりがコスモスというよりヒメジョオンになっている気がしますが、気にしない(笑)。

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正直、あんまり刺繍って最近することがなかったんです。
というのも頻繁に洗ったり、動きの激しい衣服に刺繍すると、けっこう手入れするとき面倒じゃないですか?
でもマスクは顔につけるものなので、そんなに擦ったりぶつかったりもしないし、洗うときはいつもネットに入れてるし、刺繍するの、わりといいかも。と思いました。

おわりに

正直、夏場にマスクなんて今までしたこともなかったので、想像するだけで「暑そう」「蒸れそう」「大丈夫なのかな~」とか思っちゃいますが、、。
マスクはまだ当分は、どこに行くにもしてなきゃダメみたいなので。
なんとか工夫して、前向きに暑い季節を乗り切りたいですね~!みんなも、私も、ファイト。

それでは、また。
ごきげんよう