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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

買って良かったおせち料理道具「鬼すだれ」・ショック! 製造会社は火事にあっていた話

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皆さん、こんばんは。ゆきうさぎです。
新年早々、めずらしく連投で記事を書いてます。というのも、今週のお題がたまたま書きたいことと合致してまして。
じつは今年のおせち、伊達巻きを3本焼きました。
1本目は我が家に。2本目は実家に頼まれて。3本目は娘に技を引き継ぐため(これも我が家用)。

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この写真の↑伊達巻きは一本目のものなのですが、ご覧頂くとわかるとおり、少し表面の茶色部分が取れちゃってます。
これ毎年の課題でして、なにをどう工夫しても、かならず鬼すだれに伊達巻きの表面の皮が少し張りついちゃうんですよね。

で、ずーっと私、自分の料理の腕が足りないせいだと思ってたんですけど。
もしや鬼すだれ(道具)のせいなのか??
と十数年の試行錯誤の末、ようやく思い至りまして。
2021年末は、新しく購入した鬼すだれを投入してみました。すると――。

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これ娘が焼いた、三本目なんですけど。
なんとビックリ、まったく表面の皮が剥がれる気配もなく、するっと取れましたよ!!
なんで?!
あの苦労は一体なんだったのよー!!!
あんまり感動したので、鬼すだれのちがいを確認してみました。

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左が古い鬼すだれ。右が新しい鬼すだれです。両方、竹製。

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左(古いの)は青皮(もう青じゃないけど)がむいてないのに対し、右は綺麗にむかれています。

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そして左は三角の角部分が削られたままなのに対し、右は面取りがしてあるの、わかります?
これ、巻くときカクカクしないんで、すごく小さいところなんですけど、けっこう使い勝手に差がありました。

で、なんで左は皮が張りついちゃうのに、右は張りつかないんだろうと思ったんですけど。
おそらく、青皮がついていると、伊達巻きを巻いたとき、湿気が飛ばないんじゃないかと。鬼すだれに塗りたくった油も、左はなんかずっとベタベタしてたんですが、右は良い具合に鬼すだれが吸ってくれたのか、持つのに不快さがなく。

私、けっこうこういう、小さいところにこだわるタチなんですよね~。
なので本当に長年の懸案事項が解決されたことにものすごく感動しまして、これはもう一本、鬼すだれを買おうかな。と思わずアマゾンをぽちったら。
在庫がありません
なにい!(現在は在庫ありました)

で、この鬼すだれを作った「きくすい」さんをググって見ました。
そしたら衝撃の事実が――。

きくすい」=「菊水産業株式会社さん」2021年10月、もらい火による火災で、事務所・作業場・倉庫全焼

kikusuisangyo.co.jp

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えええええ。嘘でしょー!!!(詳しい経緯は菊水産業さんのHPご覧下さい)

ちょっと。もうこれは購入するしかないでしょ、と応援の気持ちもあって即ポチりました(ヤフー経由のお店で。アマゾンより高かったけど……)。

だって本当にいい鬼すだれだったんですよ。
十年以上、試行錯誤してきた悩みを見事に解決してくれたし。
伊達巻きも美味しいし。
そして竹の香りがすごくいいし、なんていうんでしょうか、三角の断面が綺麗だし、面取りも美しくて。
あんまりいいお品だったんで、もう気持ちが上がってルンルンしちゃって、家族に「ねー、竹の匂い嗅ぐ?」って持って回ったくらいで(笑)。

古い鬼すだれ、どこで買ったかもう忘れちゃったんですけど、もしかしたら海外製かもしれないし、ずっとこんなもんかなーなんて思ってたのですが。

今回、菊水さんのお品使ってみたら、ホント作り手の誠意っていうのか? 愛情? 技のすごさ? みたいなのが伝わってきましたよ。

本当にこの商品、これからもなくならないでほしい。菊水さんがんばって!!

というわけで、私はあくまでしがない1ユーザーですけど、なんか無性に今のこの気持ちを書きたくなったので、記事にしてみました。

それでは、また。
ごきげんよう

今週のお題「買ってよかった2021」