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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【ウィルスの次にやってくるもの他】ベトナムってどんな国? 3年暮らしてみて、思ったこと⑧

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みなさん、こんにちは。
ゆきうさぎです。

最近、なんだか暗いニュースばかりですが(オリンピックはどこへ行っちゃったのかしら)いかがおすごしですか。
我が家がコロナの影響を受け始めたのは3月の一斉休校からです。
神奈川県はそのまま4月も休校が延長され、緊急事態宣言も出て夫もリモートワークになり、どんどん自粛ムードに。
でも近所の湘南海岸には平時の8割増しで人が押しよせてたようで、先日、黒岩知事からついに動画で「今は湘南の海に来ないで下さい!」とまで発信されました。

私は自粛以来、海近辺には近づいてなかったので、そんな大層な人出になってるとは知らず。
言われてみればたしかに、国道一号線、いつもより混んでいたような……。

最近では石油先物指標のWTI(ウェストテキサスインターミデイエート)もマイナス価格になったりと、私が市況を見始めてからみたことのないような値にまで下落しているので(ドバイも……)、ガソリン価格もそりゃ、下がるし、車でドライブしたくもなっちゃったのかな。

うちは自転車で行ける距離に海があるので、正直いつでも行けると思う場所には、そんなに「行きたい」気持ちにもならないんですよね。。。
今は近場の散歩道から富士山がばーん、と見える地元スポットがあるので、そこらへんを歩いて満足しています。

そんな感じで引きこもっているので、ママ友たちとも全然会えずにいるのですが。
ラインで連絡はけっこう頻繁に取り合っていて、九州や北海道、海外に引っ越したママ友たちともそれぞれの学校の進捗状況など、情報交換したり、励まし合ったり。

昨日、そんなママ友のFちゃんから「子供たちにぜひ見せたい」動画が送られてきました。Fちゃん、ありがとう!!

youtu.be

題名は「ウィルスの次にやってくるもの」。
そうそう、こういうことを私も思っていて、この短編ファンタジーを書いたんだったわ~。↓

yukiusagi-home.hatenablog.com

え、全然伝わってなかった?? スミマセン、力不足で 汗

まあ私の小説はともかく、この動画は(Fちゃんも言ってましたが)絵本風の絵だし、子供にもわかりやすくて。
子供にわかりやすいということは、すなわち大人にもわかりやすい内容ということなので。
もうこの動画ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、物事の本質をついている、いい内容だと思うので、この機会にみなさんにもシェアさせて頂きまーす♪

「竜に告ぐ」↑じゃないですけど、私たちの心のありようも今、試されているのかな。ってホントにこの動画見て、あらためて思いました。

というわけで、コロナの話はここでおしまい。
ここから先はまた、淡々とベトナム体験記の続きを書いていこうと思います(笑)

yukiusagi-home.hatenablog.com

私はベトナムに、かつて3年住んでいました(ドイツには6年住んでいました)
この間に息子を妊娠、出産したこともあり、当地には色々な思い出がありますが、、、今回はおもに日本との暮らしの比較と生活体験談をベースに書いています。

それでは、どうぞ☆

プラスチックが大好き

f:id:yukiusagi-home:20200423234647j:plain(写真:春節ごろの街の風景。海辺の歩道にて。いつもだいたい、こんな感じ)

ベトナムではプラスチック製品が生活に浸透しています。食器もプラ、コップもプラ。椅子も机もプラスチック。

思うに、その昔まだプラスチックがなかったころ、ベトナムで庶民に使われていたのが籐細工物だったんじゃないかと。
それと同じような軽さと便利さのプラが、代替品としてすんなり皆に受け入れられたのかなという気がします。

ビニール袋も大変重宝されていて、海でシャコを取って、それを運ぶのもビニール袋だし、服を買っても、タマゴを買っても、とにかく袋やカゴと言えばプラスチックで出来たもの。
朝起きてから夜寝るまで、プラスチックなしではすごせません。

先進国ではプラスチックを削減しようという取り組みが進んでいますが、ベトナムインドネシアと言った国々ではまだまだ、プラスチック全盛時代は長く続いていくんじゃないかな。

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(写真:いきつけのローカル食堂)
この写真の青い背もたれつき椅子は、ベトナム国中どこでもあります。みんなこれを使ってるし、どこの家にもある。一脚500円くらいだったか。
この椅子、外でも中でも使えるし、重ねられるし、軽いし雨に濡れても大丈夫、日ざしの中に置いておいても平気なんですよ。
そして安い。なんのかんの言ってやっぱりプラ製品は全般、安い

所得が低い人々にとっては、環境より明日を生き抜くことのが重要ですからね。
先進国ではよくヴィーガン食とか、自然エネルギー利用とか、ゴミ削減とか言いますが、私は心情的に、それを彼らにはとても求められない
本当はこの地球に住む人類全員が今、自粛しなくちゃいけないってわかっていてもです――。

背もたれナシもたくさんあって、この椅子を机代わりに外でフォー麺をすすったりしてる人もたくさんいました。
で、食べ終わったつゆなどは全部その辺の道ばたに捨てて、それを野犬とかねずみが漁る、みたいな感じ。
不衛生で環境にも負荷をかけているけど、それがごくごく自然なベトナムの日常の風景でした。

スーパーで見かけた、ありえない光景

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(写真:スーパー前にもよく来ていた、移動遊園地のメリーゴーランド)
上の写真はベトナムの一般的なメリーゴーランドです。1回30円で4分は回っています。10回乗ったとして300円。所要時間40分。
娘はよくこのメリーゴーランドに乗ってました。
この妙ちきりんなデザインにさえ目をつぶれば、最高にコスパのよい遊具だと思いませんか?

日本のメリーゴーランドって1分?で500円とかですよね。
横浜のみなとみらいにある、すばらしいメリーゴーランドがたしか、そんな値段と時間だったような。
当然、子供からしたら乗り足りない時間で終わりますから「もう1回乗りたい」になるわけなんですが――。
ホント、ベトナムのメリーゴーランドから比べたら、申し訳ないけれども、日本のメリーゴーランドは、ただのぼったくりとしか思えない時間の短さと値段です。(苦笑)
この当時の娘にとって、メリーゴーランドとは「飽きるまで乗れる、楽しいけど最後には回りすぎて酔っちゃう乗り物」でした。

そんな移動遊園地、よくスーパーマーケット前に来ていました。
私が住んでいた街で唯一のスーパーマーケット。
出来てまだ3年くらいしかたっておらず、それまで街の人々はどこで買い物をしていたかといえば、ひたすら市場
そう、「正真正銘のベトナム市民の市場」です。

よく日本人が旅行で訪れるホーチミンベンタイン市場みたいな、綺麗で観光客ナイズされてる市場じゃないですよ。本当にフツーの街の市場。
え、どういう感じかって? 見たいですか?

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たとえば、こんな感じ。ここは小規模で、日本でいえば商店街兼市場みたいな感じでしょうか。

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この香菜の量すげー! ってのはおいておいて、わかるかなぁ、ベンタインとのちがいが。

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なんていうか、とにかく路地に直接、ただ品物を置いた感

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ただそのへんで取ってきて、基本ぜんぶ生きてるよ感

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だから、よくはねた奴が、路地に落っこちてたりする。

いいですか、こういうところでしか買い物をしてきていない人たちが、ある日突然、スーパーマーケットなるところに入るわけですよ。
そりゃー、なんつーかもうアメイジングでキラキラなイベントスポットになるわけ。
で、移動遊園地もきちゃうんですが。

初めて入るスーパーマーケット、もうどうしたらいいかわかんない。
まず、どう物を買っていいのかわからない。レジに並ぶシステムを理解してないわけなので。。。
だから店内にはいつも挙動不審な人たちがけっこういました。

私が目撃した、ありえない例その1。
4連ヨーグルトのフタをめくって試食したあと、売り場に戻す
ヨーグルト売り場にいくと、たまにあの銀紙のところがむかれてるやつが置いてあったりするんですが、これは誰かが食べてみて、やっぱ買うのやーめた、と元に戻したやつです。
前述したように、ベトナムはしょっちゅう停電するので、ヨーグルトもなんか発酵してすっぱくなってる(ダメになってる)やつがけっこうあるんですね。

日本だと鬼の首を取ったように店にクレームつけるシチュエーション。
でも、ベトナムでは選ぶ目がなくて買ったほうにも責任があるんですよ!
これは市場での買い物の仕方が、買い物の基本になっているからだと思われる。

試食も市場ならOKというか、普通。
でもスーパーマーケットで、ヨーグルトのフタむいて試食するか?!
しかも、それ棚に戻す??
嘘でしょー!!
と思ったら、さらに上手がいました。外国人ママ友ズの集まりで、
「えー、そんなの、たいしたことないよ。私はこの間、空になったアイスクリームの箱がアイス売り場に置かれているのを見た
「私も見た。あれはひどい」
もはやそれは……試食ではなく、ただの食い逃げってこと?
日本でスーパー行って、アイス食い逃げする人とか見たことないなー。カルチャーショック。

もう一つ、ありえない例その2。
レジでお金がたりなくて、商品をレジ係に返す。または品物を小分けにしてもらう
レジって基本的に、長蛇の列ですよね。
ふつう日本では、後ろの人のお邪魔にならないよう、なるべく速く済ませて通りすぎますよね??←確認

ところが、これも市場ルールがまかりとおってるローカル街だと、こうはいかない。
「あれ、手持ちのお金がない……」とポケットというポケットから小銭を出す。
「まけてくれない?」と値段交渉をする。
「スーパーでは、値札通りに支払わないといけないんだよ~」と後ろの人に教えられ、
「え。じゃあ、これもこれも、これも買わない」
とどんどん品物を返却。半分以上、返したところで、
「これなら所持金で買える?」とレジの人に聞く。
「まだ無理だよ」と言われ、
「じゃー、このジュースを1つにしてよ。トイレットペーパーも3ロールだけ買うよ」とパックになってる商品を分解しはじめる…...、、、

レジ係の足元には商品が散乱し。
小分けにするから、計算もさらに、ややこしくなり。
もう混沌~な感じなのですが、後ろの人々はそれを、のーんびり楽しそうに話したりしながら、待っている!!! 何十分も。
ほんと、日本じゃありえない光景でした。

ちなみに、このスーパー、お総菜コーナーで芋虫の山盛りマリネも売ってたし(カブトムシの幼虫みたいなやつ。めっちゃ気色悪い)、果物コーナーではドリアン山積みにしてて、すごい匂いが戸口まできていて、妊婦になって初期のころは、しばらく入れませんでした。。。

私は日本のスーパーのレジで、スパゲティの袋がいきなり開いてしまい、レジの人が大慌てで売り場に走って、代替品を持ってきてくれ「申し訳ありません、おまたせして云々」と言われたことがあるのですが。

いや~、そういう袋を選んだ私にも非があるしベトナムナイズされてる(笑)
てゆーか全然、待ってないし。日本の待つなんて待つレベルじゃない。
第一わざわざ品物を取りにいってくれるなんて、本当にどこまで親切なんだろう、日本のスーパーって。感激~。ワタシ日本人で良かったー!!

と、日本のスーパーに感謝しきりなところで、きりがよいので、今回はここまでとします。⑨につづく。
おいおいベトナム話、一体いつまで続けるつもりなんだ~、と自分でも思っていますが、もう少しまだネタがあるので、どうぞお付き合い下さいませ。

おまけ・踊りたくなる歌

前回短編記事の途中から唐突に始まったこのコーナー。
鬱屈感漂う世の中をなんとか少しでも明るく~をモットーに、ゆきうさぎお気に入りの歌を紹介しております。

十四曲目はJustin Timberlake-CAN'T STOP THE FEELING!」

www.youtube.com

ご存じの方も多い曲かと思いますが、この明るさが、今は救いかも☆

それでは、また。
ごきげんよう