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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと・9~10「レイニー・シーズンと、ドイツの街角」

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめてのみなさま、Home, happy homeへいらして下さり、ありがとうございます!
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。
前からご覧になられているみなさま。引き続き、「夢たび」お楽しみ下さい♪
ちなみに、全部で103作ありますので、よろしかったらどうぞ最後までお付き合い下さいね☆

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イラスト提供:ふわふわ。り

 

夢たび9「雨粒のゆくえ」

ぽちゃん

雨粒一滴 お山の中の ブナの木に落ちた

葉っぱの上から ふわふわの地面へ
ふわぁ いい気持ち
ひとねむりしたら ちょろちょろ小道に
出てきてた

雨粒たちは おおはしゃぎ
押せ押せ やいやい 
ここはどこだろ

飛びながら 笑いながら 泉まで来たよ
泉の先は 白い山脈 大きな流れ せせらぐ水音  

おもわず息止め きらめいた 水の子たち
この先、なにが待っているかな?
どんな出会いが あるだろう?

 

夢たび10「ある市場の朝」 

土曜日の朝
石畳の古い街に 昔ながらの市がたつよ

果物屋さん 肉屋さん 花屋さん
お菓子屋さんに パン屋さん

でも今日は 押し迫ってくるような曇天
あいにくの 霧雨
市場全体が ねずみ色
お客さんもまばらで うすら寒い


市場の横 教会の鐘が 高らかに鳴った

入り口から出てきたのは 
まばゆい 白いドレス

僕は 階段下で
ぼんやりしていたハトたちの
おしりを吹き抜けてやった

鳥の羽音 
舞い上がる花びら
空高く 放り投げられたブーケ

今 この瞬間 
君の笑顔に勝るものは なにもない

 

【夢たび景色】6月~レイニー・シーズンと、ドイツの街角

 「雨粒のゆくえ」

創作したのは、ちょうど梅雨のころでした。毎日じとじとしたお天気で洗濯もできず、憂鬱になりがち。でも、それは人間側の話で。もし視点を変えたらどうなるだろう?

どうやらゆきうさぎは、毎日どきどきワクワクしながら生きるのが、好きみたい。

目の前にあるのが毎日同じ風景でも、つまらないなと思えばそこまで。

でも心に小さな翼さえ生えていれば、その先に行けるはずなんじゃないかと思います。

 

「ある市場の街角」

これは十代の終わり頃、まだ独り身で自由で、何者でもなかったゆきうさぎが、ドイツの街角でリアルに見た風景。

ドイツにかぎらずヨーロッパの旧市街って、石造りの建物に囲まれているので、色としては基本がグレー調なんですよね。そこに真っ白なウェディングドレスの花嫁。今でも目裏に焼きついています。

結婚式って、人生の重大イベントじゃないですか。多くの人にとって、人生で最初で最後の一日。その日を生きて迎えているって、なんて幸せ。だから花嫁も花婿も、目が、笑顔が輝いている。 

「あの日、世界はたしかに、自分を愛してくれていた。」

みなさんにも、そんなふうに思える一日がありますか? たぶん一日くらいならあるんじゃないかな。そういう思い出って素敵な財産ですよね。

これからご結婚される方たちも、どうぞ末永くお幸せに!

 

それではまた。

ごきげんよう

 

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