【ミシンで簡単】マチなしバッグの作り方。プレゼント・レッスンバッグ・夏休み自由研究にも♪ ⑤(終)
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こんにちは。ゆきうさぎです。
前回に引き続き、マチなしバッグの作り方レシピ(最終)です☆
このバッグ、とにかく直線縫いだけで作れる。時短で。
面倒をはしょって・できるかぎり無駄遣いナシ・簡単に。
おたくで今まさに眠ってるミシンはありませんか??
「でもミシンって、面倒臭い~」「あんまり、たいした物を作れないのよね」
いえいえ、そんなことないですよっ。
ソーイング系で挫折しちゃうのは、たいがい最初から難易度の高い品を、玄人むけの、専門用語満載レシピで作ろうとするからです。
まずは初心者マークから初めてみませんか?
記事④の続きで→袋口を縫う
①裏袋を表袋の中に入れこみます。
②袋口にアイロンをかけます。
爪アイロンでもいいですが、量が多いので、ここは爪より本当のアイロンのがおすすめ。ついでに他の折り目もアイロンしちゃうと見栄えがキレイになります。
③袋口を縫う
キワ1mmを狙って縫います。
ここを縫うことでバッグに強度が出るとともに、見た目も美しくなります。
1mmが2mm、3mmになった場合は、その幅で適宜、縫いましょう。
これ家庭科の提出物じゃないので。採点とかされないので。テキトー許されます(笑)
縫えました♪
袋口、クローズアップ。
これで終わり☆
と、思ったのですが、そーだ、なんか飾りタグがあったんだった、と思い出し。
タグをつける
私は裁縫歴が長いので、いろいろ「心ときめく」小物を買いこんでまして。
こういう時にちらちらと放出するのもまた、楽しいものです♪
もう全部縫い終わっちゃったあとだったので、表につけるのはやめて、裏ポケットにつけることにしました。
こんなかんじ。
これはリボンタグといって、私の持っているのは「handmade」と書かれたいろいろな柄のタグがリボンになっているもの。1mくらい買ったのかな。こうやってちょこちょこ使ってます。
子供のズボンや小物につけるタグは、主に↓のネットショップで購入しています。
③で娘が夏休みの自由研究で制作したバケツバッグについていたタグも、このお店の品。
かなり可愛いので、ご興味のある方はのぞいてみてくださいね。
ハンドメイド品がワンランクアップしますよ。
ネットで購入すると、封筒に入って届きます。
あとそうそう、主婦の小技で水性チャコペンの消し方:
ティシュを水で濡らして、チャコペンのインキが染みているところを叩くと、布がびちょびちょにならずに線を消すことができます。
これで本当にできあがり。
クリスマスプレゼント用に、ラッピングしてみました☆彡
ちなみに、まわりの小物は我が家のクリスマスオーナメント。
ドイツの木工品、北欧陶器や人形、ベトナム刺繍、子供が学校で作ったものなんかが全部ごちゃまぜ。(苦笑)
これからお正月仕様に代えないと~。
日本の年末ってほんと忙しい!
ドイツは1月入ってもまだ、クリスマス装飾、街に残ってたけどな~。
おまけ・その他の作品
一つ前の記事でも紹介しましたが、去年のプレゼントバッグ。
去年はこんな柄でした。手芸屋さんに行くまでは、どんな生地があるかわからないので、でたところ勝負なのですが。
「今日はどんな生地に巡り合えるのかな~」とワクワクしながらお店にいくのも楽しいものです。
裏地はハリネズミ。
それから、息子のレッスンバッグ。(ピアノ用)
まだ小学校低学年なので、恐竜とかでもよかったんですけど、数年使うだろうしと悩んだあげく、こんな感じのにしてみました。
裏地は気持ちが上がるようにと、黄色のニコニコマーク。
このバッグは楽譜を入れるのと、息子の身体がまだ小さいので、寸法が他のとは違います。ハンドメイドはオーダーメイドやらカスタマイズが本当に簡単★
娘のレッスンバッグ。ピアノ用。
これは家にあったハギレ生地の中で、娘が「これがいいな」と言ったものを使いました。裏地は、去年のクリスマスプレゼントバッグのハリネズミです。
娘は今のところ、動物柄が好きなんですよね。
いかがでしたか??
このバッグ製作のよい点は、
①マチがないので、バッグ・イン・バッグになる
②持ち手が表地と同じ布なので、安価である
③裁断が楽
④線引きが楽
⑤ハンドメイドなので寸法自由自在
などなど、いろいろあるかと♪
慣れると道具がまったく出ていない状態から、ミシンを出して縫って全部片づけるまで約1時間でできるようになります。
おわりに・ベトナムの衣服事情から
私は小さいころ、母の足踏みミシンを人形のお城に見立てたり、いじって遊びながら大きくなりました。
だからミシンは見たことも触ったこともない、学校で初めて見る機械などではなく、「物心ついたころから、なんとなくどう動かすか知っている機械」でした。
昭和生まれの私と同世代のお宅では、まだお母さんが編み物や洋裁、和裁をやっていた方もけっこういらしたんじゃないでしょうか。
少なくとも、あの時代の日本ではまだ「衣服とは既製品を買って着るもの」という意識は確立していなかったように思います。
そして私は数年前にベトナムで3年暮らしたのですが、ベトナムではまだ、日本の人々がいつのまにやら失ってしまった原風景が保たれていました。
ベトナム(東南アジア)の庶民が着ている白の素朴な綿シャツやズボン、不思議と彼らにジャストフィットしているなと思われた方、いませんか?
そう思われたそこのあなたは、目利きでいらっしゃる。
あの衣服は、工場で大量生産された品ではありません。
当地では小さな街にもかならず生地屋さんと仕立て屋さん・お針子がいて、彼らはまず生地屋さんで気に入った布を手に入れるのです。
同じ白綿でも、織り方や地の厚さなどで「これはいい布」「これは中だ」「伸びやすい」「洗うと縮むかも」等々とちゃんと目利きをしている。
そのあと仕立て屋さんに生地を持っていくと、お針子さんたちがお客の身体の寸法を一つ一つ丁寧に採寸します。
そして仮縫いしたあと、さらにミリ単位で衣服を身体に合わせて作り直してくれるのです。
「そうか衣服って、既製品に(ダイエットしたりして)自分の身体を合わせて着るものじゃなく、自分の身体に衣服を合わして(補正して)着るのが本当だったんだ……」
なにか目から鱗が落ちる思いでした。
日本でも一部の大富豪さんたちはいまだにそうやって「オーダーメイド」した「オートクチュール」を着ているのだと思います。
でもふつう、一般庶民には「オーダーメイド」も「オートクチュール」もお値段高すぎて手が届きませんよね。
しかるにベトナムの庶民の平均月収は日本人よりはるかに下ですが、彼らの日常に「オーダーメイド」「オートクチュール」は当然のように存在している。
お腹の出たおじさんも、腰のまがったおばあさんも、みんな自分の体形に劣等感を抱くこともなく、着心地が抜群に良いオンリーワンの勝負服を持っている。
私は今までの人生、9年間を海外で過ごしてきました。
時々、思います。
豊かな生活って、なんなのだろうと。
日本は私の幼少期よりも格段に経済成長し、ジャパン・アズ・ナンバーワンなどと言われた時代も経験し、いろいろ便利で快適になりましたけれど。
私はたぶん、これからもお裁縫を、生活から切り離すことはないでしょう――。
ま、こんな話はさておき。
もしこの記事を見て、「これくらいのバッグなら私も作れそう……」「やってみたいかも」と思っていただける方が一人でも出てきたら、とてもうれしいです♪
Have a happy sewing time☆彡
なお、このバッグレシピの原型は下記の本の「ぺたんこバッグ」。
私は他のバッグも作りました。巾着系も出ているので、幼稚園・小学校グッズも作れますよ。
ただしバッグの本なので、スモックの作り方は出てないです……。残念。
それではまた。
ごきげんよう。