【ご挨拶】1年続けたブログを、ひとまず「卒業」します
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みなさん、こんにちは。
ゆきうさぎです。
さて前記事の1年報告にて予告したとおり、
今回は今後のお知らせになります。
- ブログをひとまず「卒業」します
- 私ははてなで、なにをしたいんだろう
- 1年という目途
- この一か月はラストスパート
- このブログも私の作品
- 「終わらない物語なんてないんだよ、クリストファー・ロビン」
- ブログを始めて、この1年間に起きたこと
- 私は何者なのか
- おわりに・感謝の言葉にかえて
ブログをひとまず「卒業」します
結論から申し上げますと、この一言だけになっちゃうんですが。。。
ざっくり言うと、今、仕上げたい新規の長編小説があるんですけども。
これを集中して書こうとすると、今の状況では私にはとてもブログをこれ以上、書いている暇がないという結論に至りました。
つい最近に読者登録してくださった方々、昨日コメント下さったりえさん、塾パパさん、さらりさん。期待を裏切ってしまって申し訳ありません(>_<)。
ただ、はてなプロもドメインも、あと1年はこのままの状態でいようと考えているので、もし一区切りついて、なにか書きたいことやご報告したいことがあれば、また戻ってこられるかなぁとも思っています。
正直、コロナがどうなるのか。
それによって自分の一日の自由時間がどのくらい取れるのか。
現状だとなにも見通せないので、なんとも言えなくて残念です。
あとご縁のあった方達の今後も気になるので、時折みなさんのブログはのぞかせて頂くつもりです!
アメリッシュさん、同志と何度も呼んで頂き本当に光栄です。
まずは母校の会誌原稿を仕上げたら、これから全集中で物語に取り組みます!
え、でも「卒業」ってなに?
と思われた方もいるかもしれませんので、今の胸の内をあまさず語っていきますね。
私ははてなで、なにをしたいんだろう
前回記事でもこの文言、言及しましたが。
たぶん、これ心のうちで思ってるブロガーさんって、けっこういるんじゃないでしょうか。
私は7か月目あたりから、時折この命題がちらちら脳裏をかすめていました。
そもそも今から1年前、私がこのブログを書き始めたのは、ヤフーブログさんからの連絡によります。(何回も書いているので、ご存じの方は同じ話でごめんなさい)
「2019年末にヤフーブログを廃止することとなりました。したがって10年前にあなたが書いていた詩、他ブログへ移転させていただかねば、すべて消去対象となります」
え~! 全部消える! それはなんだかもったいない!
それに何を書いてたっけ?
と休止していたブログの内容を確認しに行きました。
そして内容を確認したところ、日記は古くてもう記事上げできないけれど、詩はあんがい古くなっていなかった――。
昔書いたものでも、まだ読める。
この創作でまだ、どなたかの心を響かせることもできるはず!
そう考えたら、なんだかワクワクしてきて、一番書きやすそうだったはてなさんの門を叩いていました。
なので当初の目標は「詩を全編上げきること」。
ただ昔のままで上げるのに抵抗があったので、エッセイもつけて、10年今昔物語的な読み物として記事上げしました。
全103編。この課題は無事にクリアしました。
ここでおしまいにしてもよかったのですが、読者様がついてくださり、はてなさんの居心地もよかったので、次の目標を100記事上げに定めて継続。
毎日記事上げも推奨されていたので、
毎日それなりに読者様が読めて、私が続けられるモノってなんだろう。。。
と考え、自作小説を上げることにしました。
去年はまだ「投稿サイト」の存在を知らなかったんですね。アナログなもので。
私が10年前、ヤフーブロガーだったころって、まだブログの収益化は禁止だった時代で、投稿サイトもなく、創作系がブログに上がっているのも珍しくなかったので、その感覚で記事上げしていました。
ただ、はてなブログで小説上げしている人が少ないのは不思議に思っていました。
そのうちに100記事をクリアし、半年間、毎日記事上げもクリア。
これらをクリアしていくうち、だんだん、はてなさんの内側もわかってきました。
恒常的に収益化できるブログはブログ運営系のようだ、とか。
毎日更新が続きやすいのは日記系だ、とか。
読者様が1000人超のブロガーさんで、内容的に面白かったり、深い記事上げをされている方でも、1年半以上継続されている方は少ないな~、とか。
ちょうどそのころ、他ブロガーさんと交流していく中で小説投稿サイトに自分枠を取り、このブログに上げた同じ小説を上げたところ、そちらでは2週間ほどトップの特集記事掲載されて部門内5位を獲りました。
端的に言って、はてなブログ○○砲以上の評価かと思います。↓
「これは……私はブログじゃなく、小説投稿サイトで活動したほうがいいんじゃないか」
「そもそも小説をブログに上げる必然性って無いんじゃないか」
疑問がちらり。
私は「はてな」で、なにをしたいんだろう。
そもそも私が文章を書く動機は、自分の文章を多くの人に読んでもらい、なにかを感じて欲しいからです。
今は最初から収益目的で記事を書いている方が大勢いるのは知っていましたけれど、自分はそういうことに、文章を書く興味がどうも湧かなかった。
ここでブログを終了してもよかったのですが、まだ自分の技や知識を記事にしきっていないな~という気持ちもあったので、とりあえず1年を見据えてブログを継続することに決めました。
それで後半の半年は、自分が10年たっても古くならないんじゃないか、と思える実用記事や、
オンリーワンな体験記などを軸に書いてきたわけです。
1年という目途
ただ長文で濃いモノを書いていると、当然ながら労力や時間も取られるため、新しい物語を綴ることができません。
ブログ記事も書きたい内容ではあったのですが、「小説書けないストレス」はここ数ヶ月、じりじりと胸を焦がしていました。
そこで思い出したのが、10年前、2年間続けたヤフーブログを休止した時のこと。
休止した理由は「すみません、どうしても小説が書きたくて。ブログやってると時間がないので、ここで打ち止めます」。でした。
ああ、私って今も昔も全然、変わってない、、、(苦笑)。
でもこの2度目のブログをまた中途半端に投げ出したら、前から進歩していないよな。
こんなブログでも、楽しみにしてくれてる読者様だっているかもしれないし。
やっぱり小説に本腰入れるのは1年やりきってから。
それまではチラチラ移り気を起こさず、ただこのブログだけを、誠意もって書こう。
この一か月はラストスパート
そう決めたところに襲ってきた、コロナ自粛。
自分の持ち時間がますます無くなる中、自粛3か月目の5月は私にとってはブログ11か月目でもありました。
まずい。ブログ1年満了まで、あと1か月しかない。
それまでに、とにかく書ける範囲で、書きたいと思っていたことを書き切らなければ~!
今だからこそ書けること。
今しか、書けないこと。
そうだ、後で振り返った時に「私はコロナ自粛をこう生き抜いた」と思えるような記録を兼ねて、最後の月のテーマは「コロナと私」にしよう。
ガーデニングが全248中、最後の記事となりました↓(運営報告は除く)。
こうしてようよう、長いような短いような1年目を迎えたわけです。
このブログも私の作品
この一年、一貫してやってきたことは、
自分が書きたいことを書く。内容は読み手におもねらない。
オンリーワンであること。
すぐに古くならない内容であること。
読者様になにか気づきだったり、励ましだったりを渡せるものであること。
これを貫き通せたのは、以前に一度ブログを書いたことがあったから。
10年後の自分が、終始楽しく読めるものを。
気づけば私はまるで小説を書く時のように、このブログも創っていたわけで。
以前、半年すぎくらいに「私は今、このブログでなにを構築中なんでしょう、ワクワクします」と書いたことがあるのですが――。
そうか。このブログ自体、もう私の作品なんだ。←ちゃんと今、答えが出ました。
「終わらない物語なんてないんだよ、クリストファー・ロビン」
どうも昔の話で細部表現までは怪しいのですが、私の胸に深く響く、この言葉を言い放ったのは、くまのプーさんです。
就学する年になっても、いつまでも空想世界で遊んでいたいクリストファー。
それをいさめて「君の現実世界へお帰り」という、ぬいぐるみのプー。
どんなに面白いお話でも、終わらなければそれは物語とは呼べない。
これは架空の絵空事だけにかぎった話じゃなく、自分自身の人生にしても同じ。
私たちは今日もまた皆、自分だけの物語を生きていく――。
そしてこのブログが作品だというのなら、やはりどこかに区切りが必要なのです。
「初めがあれば、必ず終わりがある」。
どんなに素敵な物語でも、終わらない話は一つの作品とは見なされないものだから。
ブログを始めて、この1年間に起きたこと
いったん本当に店じまいすると決意したなら、やはり終章の最終話がないとしまらない。
ブログって始めるのは勢いでできますけれど、よい形に持ってきて終わらせるのは、けっこうむずかしいですよね、、。
今までいろいろなブロガーさんの記事を読んできましたけれど、「終わり」記事を唸るほど綺麗に書いていた方って。。。ちょっと今、思い出せないかも。
でもこれってじつは、小説でもまったく同じかも。
一つの物語をノリで書き始めたり書き進められても、最後にむかって今までのすべてを集約させるの、わりと技がいるんです。
というわけで、みなさんの今後のご参考になるかわかりませんが、これより私らしく、小説的手法を用いて、この記事を締めくくりたいと思います。←と簡単に手の内をさらす(笑)。
まずはブログを始めて、この1年間に起きた変化を振り返りますね。
ブログの進化を知った
10年前のブログと比べて、ずいぶん多様化したブログの進化を肌で実感できた。これは楽しかった。
やはりブログに収益化できる機能が加わったことが、大きいんだろうなと分析してました。
それまでは純粋に文章を書くことが好きでしかたがなかった「書きたがり」の人たち中心の世界に、有益な情報をひっさげて、ブログの世界にいなかった類いの人たちが乗りこんできて、一気に潮流を造り上げた。
今のはてなさんを見ていると、本当に多種多様な記事が混在していてワクワクします。
書く際に必要な視点を教わった
私はもうずっと長らく小説を書いてきました。
でも小説はどうしても一人作業なので、独りよがりになりがち。
ブログを始めて一番良かったのは、読者視点というものを強く念頭に置けるようになったこと。
自作小説が評価された
この1年で自分の書いた作品が投稿サイトで特集されたり、入賞したり、プロに選評頂けたのは大きな収穫でした。
収益の話はあまりしたくないのですが、小説が入賞しましたので、自分の書いたモノで対価を得ることもできました(コロナ自粛の関係で、まだ口座に振り込まれていないのですが…)。
それもこれも全部るふでさんとブログで交流したのがきっかけ。
るふでさんには感謝してもしきれません。
読者様との交流で色々なことを学んだ
塾パパさんにはかなりお世話になったと思います。NHKラジオ講座をスマホで始めたり、ペパーピッグファンになったり。
あと、さらりさんに啓蒙されて、毎日かならずトイレ掃除するようになりました(笑)。
はてなの記事を読んだことで、行動変容が起こせたのはすごいことだと思います。
あと槙野さやかさんという文章の達人を見つけてファンになりました。
ブログにもプロ並に文章の上手い人は居る!!
なかなか見つからないのが残念だけれど。
はてなブログはとにかく情報系記事が多いですが、私はどちらかというと自分も創作するし文章重視派なので、味わい深い文章を書かれているブログが好きでした。
アメリッシュさんや、M.カイトさんの文章もすごく素敵。
はてなでは、目立たずに生きてました(笑)
「はてなブログ」では、たぶん1年間、1度も表舞台には出ていないんじゃないかな。
キラキラしたPVも、どかんと〇〇砲に当たることもなく。AdSense収益もなく。
でも途中から、むしろそのほうが好都合だと思ってました。←負け惜しみじゃなく。
だって、もし読者様が何千人と増えて、ばんばん収益だって上がってしまったら。
もうここから抜け出せなくなって、好きなお題も、小説だって書けなくなるかもしれない。
それは絶対に嫌だったので、半年以降はひたすら、自分が自由でいられる位置をキープしようとしていました(笑)
私は何者なのか
色々得ることのあった1年をすごしながら私は「はてなで何をしたいんだろう」と平行して、「私は何者なんだろう」ということも考えていた気がします。
オンリーワンな内容を書こうとすると、誰でもこの命題にぶつかりませんか?
会社で働いていた時、私には会社の肩書きがありました。
日々さしだす名刺にも、自分が何者なのかちゃんと書いてありました。
その後、専業主婦になって名刺がなくなったとき、私は何者でもなくなりました。
専業主婦はその状態を示す言葉ですが、職業ではありません。
母になって「〇〇ちゃんのママ」と呼ばれましたが、これも状態を示す言葉。
それでも十分幸せで、充実した生活を送っている実感はありましたが、心のどこかでなにか物足りないような気もしていました。
こういう感覚は名刺を持たずに暮らしている方なら、たぶんわかるんじゃないでしょうか。
そしてこれから将来、いつか引退して名刺をなくされる方にも、必ずあてはまる現象だと思います。
ひたすらオンリーワンな内容を練ることは、すなわち「私は何者なんだろう」の答え探しになっていた気がします。
そしてそれが「私ははてなで、なにをしたいんだろう」にも結果的につながっていた。
先日、自作小説が入賞して運営の方から届いた文書を読んだ夫が一言。
「ねえ君って、クリエイターだったんだね。ほら、文書内で君をクリエイター様って呼んでるよ」
そうか。私はクリエイターだったのか。
言われてみれば、このブログの内容もそんなようなもので埋めつくされています、、。
おわりに・感謝の言葉にかえて
このブログを1年続けてみたことで、私は会社を辞めて以来、そこはかとなく、よりどころのなかった気持ちに終止符を打つことができました。
私は今のままでいいんだ。
今すでに持っている経験値や技で十分、評価してもらえる。
承認欲求が叶ったと言いましょうか。
こういう境地に至ることができて、本当によかったです。
社会に頼って肩書きをもらおうとすると、「学生」が終わったあとは会社に勤めたり、バイトしたりして、お金が指標になってしまう。
しかもこの肩書きは、労働して対価を得ている間だけの有限なものです。
でも「私は創造する人なんだ」とここで腑に落ちたので、これから子供がだんだん子離れして独りになっても、おそらくもう揺らがずにすむでしょう。
焦燥感にかられたあげく、自分を見失うこともないんじゃないか。
前述の命題二つ目「何をしたいんだろう」にも、ちゃんと答えが出ました。
そうか。私はこの1年、自分が何者であるのか、それを探しにブログに来ていたんだ。
今回はブログを離れるのに「休止」ではなく「卒業」としたのも、きちんと自分の中でこうした結論を出せたから。
それも、毎回読みに来て下さった読者様がいてくださったからこそ。
応援して下さったみなさんには、ものすごく感謝しています。
同じ時を共有できて楽しかったです。
ありがとうございました。
元々このブログのタイトル「Home, happy home」は、がんばった人たちがホッとくつろげるような場所(Home)になれるよう、「埴生の宿」という歌のフレーズをもじってつけたものです。
なにか一つでも、あなたの心に響くモノをお届けできていたかな。
できていれば幸いです。
最後になりますが、
以前、私が書いた記事の中で意外と人気だったのに、好きな洋楽をまとめたものがありました。(自分が好きなだけの曲が、こんなにみなさんに受け入れてもらえると思わなかった。多謝)
↑の記事に付け加えて、この歌↓をみなさんにお届けし、お終いにしたいと思います。
Daniel Powter /PERFECT FOR ME
1年間、今日までどうもお世話になりました。
みなさんの末永いご活躍を、心よりお祈りしています。
どうか、素敵な人生を!
それでは、お名残惜しいですが――。
ひとまず、ごきげんよう。
ゆきうさぎ 拝